ジャワ島 ディエン高原のヒンドゥー遺跡
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インドネシア
ジャワ島 ジョグジャカルタからディエン高原へ
◆ディエン高原のヒンドゥー遺跡群
中部ジャワは7世紀から10世紀にかけて繁栄したが、その間、ヒンドゥー教を信奉する王朝、大乗仏教を信奉する王朝、ヒンドゥー教を信奉する王朝と変遷した。
ディエン高原の遺跡は、初めのヒンドゥー王朝の時代に建設された遺跡であるという。
◆アルジュナ遺跡群 または「パンダワ寺院群」
▼中央にある寺院は、アルジュナ(Arjuna)寺院。その右側奥がスマール(Semar)、左側へ順にスリカンディ(Srikandi)、プンタドゥワ(Puntadewa)、スンバドラ(Sembadra)。
アルジュナ、スマール、スリカンディの3つの寺院は7世紀の末から730年頃までに建設され、プンタドゥワ、スンバドラは8世紀半ばから後半にかけて建設された。
▼左からスリカンディ(Srikandi)、プンタドゥワ(Puntadewa)、スンバドラ(Sembadra)の各寺院
各寺院の名称は、インドの古代叙事詩「マハーバーラタ」のなかの「パンダワ家」に属する登場人物から採られたもの。そのため、この寺院群は「パンダワ寺院群」とも呼ばれる。
これらの名称は19世紀から20世紀にかけてつけらたもので、本来の名前は不詳らしい。
▼アルジュナ(Arjuna)寺院とスマール(Semar)寺院
◆チャンディ・ガトッカチャCandi Gatotkaca
アルジュナ遺跡群から南西に約1kmの位置にある。寺院というより祠という感じかな。
◆チャンディ・ビマCandi Bima
ガトッカチャ寺院から600mくらい南の高台にあり、8世紀後半頃の建造と考えられている。ドワラワティ (Candi Dwarawati) 村の北側にある。
▼威風堂々とした外観。
▼チャンディ・ビマCandi Bimaの正面