クロアチア (22) ドブロヴニク旧市街・大聖堂
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【世界遺産・ドブロヴニク】
①スルジ山 ②ドブロヴニク旧市街
◆世界遺産ドブロヴニク旧市街の大聖堂
◆ドブロヴニク
イギリスの劇作家ジョージ・バーナード・ショーは1929年、この地を訪れ、「この世の天国が見たければ、ドブロヴニクに行かれよ。」と述べている。
1979年に世界遺産に登録された旧市街は「アドリア海の真珠」とも謳われる美しい町並みを誇る。アドリア海沿岸でも傑出した観光地であり、多数のクルーズ船が寄港する。
1970年代、恒久的に戦争による破壊から守るために非武装化されたが、1991年のユーゴスラビア崩壊に伴う紛争でセルビア・モンテネグロ勢力によって7ヶ月間包囲(ドブロヴニク包囲)され、砲撃により多大な損害を蒙った。
その後、精力的な修復がなされ、1994年には世界危機遺産リストから削除された。現在は魅力的な街として甦り、クロアチア観光のハイライトとして多くの観光客がこの街を訪れている。
◆◆大聖堂
聖母大聖堂は、1192年に十字軍遠征時にアドリア海で嵐に見舞われ、ドブロブニク沖のロクロム島付近で遭難したものの、一命をとりとめた英国王リチャード1世により建造が始まったと伝えられる。リチャード1世は、沈没寸前の船のなかで祈り、生還できたら母国とここに、教会を建てると誓ったという。
建設当初はロマネスク様式であったが、1667年の大地震で崩壊した。その後バロック様式で18世紀に再建された。別名聖母マリア昇天教会
主祭壇上の絵画は、15世紀に描かれたティツィアーノの「マリア被昇天」である。
大聖堂側面にはきれいな石柱に囲まれた副祭壇、キリストの像、聖母マリア像など置かれている。
◆主祭壇上のティツィアーノの「聖母被昇天」の絵
「聖母被昇天」とは、聖母マリアがその人生の終わりに肉体と霊魂を伴って天国にめされていくという信仰で、ティツィアーノの「聖母被昇天」は、聖母の死後,魂が身体に戻され,天使たちに取り囲まれながら天に召されてゆく姿を描いた構図になっている。
この大聖堂は聖母被昇天大聖堂と呼ばれている。
▼大聖堂内部①
▼大聖堂内部②
▼大聖堂内部③
▼大聖堂内部④
▼大聖堂内部⑤
▼大聖堂内部⑥
▼大聖堂内部⑦
▼大聖堂内部⑧
▼ペラオさん、ペラコさん、厳粛に・・・シーッ!