エド・ディル Ed Deir
|
<これがエド・ディル Ed Deir>
<エド・ディル Ed Deir>
ようやく、エド・ディル Ed Deirに到着。 エド・ディルの正面の休憩所で、チャイを飲みながらエド・ディルの姿をゆっくり眺める。
エド・ディルは、高さ45m、幅50mとエル・ハズネより大きいが、廻りの空間との関係で比較的小さく見える。 1世紀中ごろに建てられたナバタイ人の神殿ということだ。
ディルDeirとは修道院という意味だが、これは、以前このあたりに修道士が住んでいたからということらしい。 このエド・ディルが修道院だったというわけではなさそうだ。(謎)
「水や食料はどのようにして、この険しい山中に運んだのだろう。」と、 素朴な疑問が湧いてくる。 岩を彫りこの神殿を造っていく過程でも、また生活の場としても、疑問が残る。
しかし、目の前には、巨大なエド・ディルという建造物が無言で存在している。
休憩のあと、エド・ディルに近づき内部をのぞく。 奥行きはない。何もない。空間があるだけだ。
ふと、振り向いて歩こうとすると、反対側の丘の上で手を振っている小さな二人のシルエットが見えた。 ゆきこさんとさとみさんの二人とわかった。 何か叫んでいるようだった。
・・・・・・・ ワツ~ ・・・ス・・・ ?
ペトラの中心で、「ヤスコヴィッチ」と叫ぶ・・・・・・二人だった。 (かもね。)