日本人3氏のノーベル賞受賞とヘリコニア
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1つは2014年のノーベル物理学賞に日本人3人が受賞決定。
2つめは、スリランカのスパイス・ガーデンで撮った植物の名前が分かったこと。
◆<ノーベル賞>物理学賞に赤崎、天野、中村の日本人3氏
スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を名城大(名古屋市)の赤崎勇終身教授(85)、名古屋大の天野浩教授(54)、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)=米国籍=の3氏に贈ると発表した。
赤崎氏と天野氏は、長年不可能だった青色発光ダイオード(LED)の開発に成功。中村氏はその量産技術を開発し、世界で初めて製品化した。青色LEDの実現で、既に開発されていた赤、緑と共に「光の三原色」をLEDで作り出すことが可能になり、白色の照明や屋外のフルカラー大型ディスプレーなどの実用化につながった。長寿命で消費電力の少ないLEDは、世界で爆発的に普及が進んだ。
授賞理由は「明るく省エネ型の白色光源を可能にした効率的な青色LEDの発明」。日本の受賞は12年の山中伸弥・京都大教授に続く快挙で、物理学賞は08年に南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏が受賞して以来。日本の受賞者数は、米国籍の中村氏と南部氏を含め22人(医学生理学賞2、物理学賞10、化学賞7、文学賞2、平和賞1)となる。授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金計800万スウェーデン(約1億2000万円)が3氏に均等配分される。
◆Heliconia rostrata ヘリコニア
ヘリコニアは属名で、ギリシア神話に登場する「ヘリコン山(芸術の女神ムーサが住んでいる場所)」に由来する。鮮やかな花に見えるのは、葉が変化した「苞(ほう)」である。
丈3mで花序が下垂性をしたハンギング・ヘリコニアで、ロブスター(海ザリガニ)の鋏(はさみ)のような形をした苞が魅力的な常緑多年性の熱帯植物。 苞は鮮やかな朱色で先が黄色をしている。花径5~6cmの黄色い花が咲くが苞ほどの魅力はないらしい。
◆このきれいな花の名前も気になるが・・・・