【世界の砂漠】 聖なる山とバユーダ砂漠とアモン神殿とピラミッド
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ジェベルバルカルは、太陽神アメンの誕生の地と信じられ、紀元前13世紀、ラムセス2世の時代に神殿が建設され、紀元前7世紀にはヌビアのタルハカ王は、自分の王位を示すため、ここにアモン神殿など二つの神殿を建てたと言われている。
その後も、首都が紀元前300年頃メロエに移されるまで、ジェベルバルカルはクシュ王国の首都として繁栄したといわれる。
2003年に周辺のナパタ地方の遺跡群とともに、「ジェベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群」として世界遺産に登録された。
▼聖なる山 ジェベルバルカル
▼ジェベルバルカルとアモン神殿
◆クシュ王国の歴史
紀元前9世紀ごろに建国されたクシュ王国は、紀元後4世紀にかけて、ナイル川上流に栄えた。 最盛期は現在のスーダン北部に位置するナパタ地方に都を定め、アフリカ大陸北東部のほぼ全域にわたり統治したといわれている。クシュ王国で特筆すべきは、独自の文字(メロウェ文字)を持ち、すぐれた製鉄技術をもち、高度な建築技術を持っていたこと。古代エジプトでは成しえなかった鋭角ピラミッドをはじめ、数々の神殿を築きあげた。
ジェベル・バルカルは、スーダン北部にある高さ98mの小山でハルツームの約400km北にあたり、ナイル川の屈曲部沿いにある。
紀元前1450年前後に、エジプトのファラオ、トトメス3世がこの地方まで領土を拡げた時には、ジェベル・バルカルを南限とした。そこにトトメス3世は都市ナパタを建設したが、300年ほど後に、そこはクシュ王国の首都となった。
◆◇◆ジェベルバルカルのピラミッド群
▼ジェベルバルカルの鋭角ピラミッド群
▼ジェベルバルカルの山頂から眺めたピラミッド群
◆ジェベルバルカルのアモン神殿・ハトホル神殿
アモン神殿・ハトホルの比較的保存状態の良い石柱や壁画やレリーフを中心に紹介しましょう。
▼ハトホル神殿の石柱
▼ハトホル神殿の石柱
▼アモン神殿
▼アモン神殿
◆◇◆アモン神殿の内部の壁画やレリーフ
アモン神殿の内部の壁画やレリーフをじっくり見学。
▼アモン神殿の内部①
▼アモン神殿の内部②
▼アモン神殿の内部③
▼アモン神殿の内部④
▼アモン神殿の内部⑤
アモン神殿や鋭角ピラミッドを見学したあと、この聖なる山ジェベル・バルカルに登ることになった。高さは98m。時間をかけてゆっくりぽれぽれと登り、なんとか登頂。
アモン神殿やピラミッドを上から写真に撮ったあと、頂上からヌビア・バユーダ砂漠に沈む夕陽を眺めることができた。
◆ジェベル・バルカル山頂からの風景
▼山頂から眺めたピラミッド群
▼4WDの車が小さく見える。
▼山頂から眺めたピラミッド群
▼山頂から眺めたピラミッド群
◆山頂から眺めたアモン神殿
▼山頂から眺めたアモン神殿
▼山頂から眺めたアモン神殿
▼ナイル河とカリマ市街
▼悠久の流れナイル
◆◇◆バユーダ砂漠に沈む夕陽を眺める
▼さよならジェベル・バルカルとピラミッド