さとみさんの旅 エルサレム <岩のドーム>
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<岩のドーム>
<アル・アクサ・ドーム>
神殿の丘 エルサレム
■岩のドーム
◆イスラムの啓典クルアーンでは、メディナの預言者のモスクに住していた時代のイスラム教の教祖ムハンマドが一晩でメッカのカアバ神殿から天馬にまたがって「遠隔のモスク」まで「夜の旅」をし、この岩(モリヤの石)から天使ガブリエルに導かれて昇天したとされている。
◆ユダヤ人にとっては、アブラハムがイサクを犠牲に捧げようとしたモリヤの丘の頂だとされている。アブラハムというのは、イスラエル民族の父祖であって、彼は信仰の深さを神に試され、神に言われるまま息子を殺そうとした瞬間、神はアブラハムの信仰の深さを認め、イサクは救われたという。
▼岩のドーム この中に聖なる岩がある。
▼ 青い空と黄金に輝く岩のドーム
この伝承は、ムハンマドの死後から早い時期には、すでにイスラム教徒の間では事実とみなされており、神殿の丘におけるムハンマドが昇天したとされる場所には,ウマイヤ朝の時代に岩のドームが建設された(691年)。また、丘の上には「遠隔地のモスク」を記念するアル・アクサモスク(銀のドーム)が8世紀初頭建設された。
▼ アル・アクサ・モスク (銀のドーム)
▼ 鎖のドームと岩のドーム 神殿の丘にて
次回はヴィア・ドロローサ(悲しみの道)です。
ヴィア・ドロローサとは、イエスが死刑の判決を受け、茨の冠をかぶせられ、自ら十字架を背負って歩いた道のこと。