世界三大美女「楊貴妃」と華清池
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<唐の玄宗と楊貴妃>
驪山のふもとにある華清池は、風光明媚で天然温泉も湧出することから、歴代皇帝の離宮がおかれていた。なかでも有名なのが、唐代に玄宗皇帝が楊貴妃と愛の日々を送った華清宮である。
楊貴妃はもともと玄宗皇帝の息子の嫁であったが、その美貌に魅入られた玄宗は貴妃にし、毎年十月には、連れ立って華清宮に行幸したという。
楊貴妃の美しさに玄宗皇帝はおぼれてしまい、酔生夢死の日々を送り、ついには安禄山の乱を招き、亡命途中、護衛兵の反乱により馬嵬坡で愛する楊貴妃を死なせざるを得なかった。
馬嵬坡には小さな墳丘が造られ、傾国の美女楊貴妃は今もひっそりと眠っている。