カンボジア(15) アンコール・ワット <第一回廊とレリーフ>
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カンボジア
アンコール・ワット
◆今回は最初に見学した第一回廊とレリーフの紹介です。第一回廊には、マハーバーラタ、南回廊のスールヤヴァルマン二世軍の行進、天国と地獄、東回廊の乳海攪拌、ヴィシュヌ神と阿修羅の戦い、北のクリシュナとバーナの戦い、アリムタをめぐる神々と阿修羅の戦い、西へ戻ってラーマヤナのレリーフがある。
◆第一回廊
▼第一回廊の天井
▼南回廊のスールヤヴァルマン二世(アンコール・ワットの創建者)
▼スールヤヴァルマン二世軍の行進
▼天国と地獄
▼第一回廊南側の復元された花紋状の模様の天井
▼第一回廊の東面南側の「乳海攪拌」
「乳海攪拌」とはヒンドュー教の天地創世神話で、この説話が50mにもわたって描かれている。
ヴィシュヌ神の化身の大亀(クールマ)の背に乗せた大マンダラ山を両サイドから神々と阿修羅が大蛇の胴体を綱として引き合うカンボジアの創世神話。綱引きをしながら海中をかき回す攪拌が1000年も続き、海は乳海となるところから「乳海攪拌」とよばれる。
▼「乳海攪拌」の綱引きのシーン
攪拌された乳海の中からアプサラなどが生まれ、最後に不老不死の妙薬「アリムタ」が得られたという。
▼十字回廊の1632年(寛永9年)森本右近太夫一房が参拝した際に壁面へ残した墨書
▼柱に刻まれた繊細なレリーフとデバダー