ジャワ島 プランバナン寺院群 Candi Prambanan
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インドネシア
ジャワ島
ジャワ島の旅の最終回は、【世界遺産】プランバナン寺院群です。
▼プランバナン寺院群観光公園
【プランバナン寺院群】 (Candi Prambanan)
プランバナン寺院群 は、インドネシアにあるユネスコの世界遺産(文化遺産)の一つ。
ジョグジャカルタの北東約12km、車で25分の活火山ムラピ山の南麓に広がるソログドゥック平野に位置する。
寺院群のうち中心的存在であるプラバナン寺院は古マタラム王国のバリトゥン王(在位898年~910年)による建立と言われる。古マタラムの王宮もこのあたりにあったと考えられているが、伝染病が流行り10世紀ごろ遷都した。のちの1549年の地震で遺跡が大破した。しばらく忘れ去られていたが、1937年から遺産の修復作業が行われている。プランバナン寺院群はヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大級で、仏教遺跡のボロブドゥール寺院遺跡群と共にジャワの建築の最高傑作の一つとされる。
2006年5月27日に起きたジャワ島中部地震で被災し、甚大な被害を受けた。地震後は修復作業が行われ、2008年現在まだ一部修復作業が続行中だった。
仏教王朝シャイレンドラとヒンドゥー教王朝サンジャヤがともに栄えた歴史を持つ一方、南インドの影響も強く、数々の遺跡が点在する。
プランバナンの一番の見所はシヴァ堂を中心としたプランバナン寺院。碑文によると856年ラカイ・ピカタン王が建立、907年ラカイ・バリトゥン王が完成させた。
その後、王都が東ジャワに移ると放置され、1584年に大地震により廃墟に。1733年の発見後、数回にわたる大規模な発掘、修復作業を経て、1991年に寺院全体が復元。世界遺産に登録された。
▼シヴァ堂
プランバナン寺院群のブラウマの三堂、シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマの三神を崇拝するヒンドゥー教の信仰、トゥリムルテイ(三位一体)を祭る主堂群の一つで高さ47m。求婚を拒まれた男に石にされた伝説の悲劇の姫“ロロ・ジョングラン”とも呼ばれる。
▼ヴィシュヌ堂
太陽の光を神格化した神、ヴィシュヌを祭った堂。プランバナン寺院群はマハ・メルー(聖なる山)を模した姿を形づくっている。
▼ブラフマ堂
宇宙の創造神であるブラフマを祭った堂で、主堂群のなかで、もっとも南に位置する。
◆◇◆プランバナン寺院群◆◇◆