デンマーク(22) 人魚姫の像
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デンマーク 2007年7月25日コペンハーゲン観光
人魚姫の像
◆◆人魚姫の像

【人魚姫の像】出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魚姫の像(にんぎょひめのぞう)はハンス・クリスチャン・アンデルセンの童話・人魚姫を基にした像。デンマーク・コペンハーゲンにあり、シンガポールのマーライオン、ブリュッセルの小便小僧と並んで、「世界三大がっかり」として 観光客をがっかりさせる観光名所に数えられる。
▼海からも観光ボートで「がっかり観光」

岩の上に腰掛けた格好をした像であり、コペンハーゲン港北東部ランゲルニエ地区にある。コペンハーゲンのシンボルであり、有名な観光名所でもある。護岸部に設置されており、通常は岸から数m先の海上にあるが、干潮時には歩いて像までいくことができる。

人魚姫の物語を演じたバレエに感銘を受けた、カールスバーグ醸造所の創立者の息子カール・ヤコブセンによって、1909年に人魚姫の像の制作が要請され、彫刻家エドワード・エリクソンの制作による彼の妻エリーネ・エリクソンをモデルとした像が、1913年8月23日に公開された。

人魚姫の像は幾度かに渉って損壊されており、その度に修復されている。1964年4月24日には、ヨルゲン・ナッシュら状況主義運動の芸術家たちにより、挽き切られた像の頭部が持ち去られた。像の頭部を取り戻すことは出来ず、新たに制作された頭部が設置された。1984年7月22日には像の右腕が切断され、その2日後に破壊行為を後悔した2人の若者から切断された腕が返却された。1990年に頭部が再び切断されかけ、首に18センチの深さの切れ込みが入れられた。1998年1月6日に像は再び頭部を失い、切断された頭部は2月4日に匿名で返却された。人魚姫の像には何度も赤ペンキが投げ付けられており、2003年9月11日には、おそらくはダイナマイトによって像の台座にあたる岩石が爆破された。

人魚姫の像を見た観光客が最初に漏らすもっとも一般的な感想は、その小ささについてである。人魚姫の像は高さ1メートル25センチしかなく、重量は約175キログラムである。像の背景は運河を通して港湾地区となっており、必ずしも風光明媚とは言えない。

損壊を受けていない人魚姫の像の複製が、カリフォルニア州ソルヴァングに存在する。
俳優の故岡田眞澄は、モデルのエリーネ・エリクソンの甥に当たる。















