2010年 02月 26日
中欧の旅 ウィーン (3) 世界遺産・シェーンブルン宮殿
|
2009年3月21日ウィーン観光
シェーンブルン宮殿
◆ハプスブルグ家の夏の離宮・世界遺産シェーンブルン宮殿を観光。
トラム(路面電車)にも乗車。
ウィーン観光のあと、スロバキアのプラチスラバへ。
ドナウ川を見下ろすプラチスラバ城や旧市街を観光。
プラチスラバ観光後、「ドナウの真珠」ハンガリーのブダペストへ向かう。
この日の朝のホテル(AIRO TOWER)。

▼今日は快晴。旅日和。まず午前中はシェーンブルン宮殿観光。

【シェーンブルン宮殿】 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
神聖ローマ皇帝マティアス(在位:1612年 - 1619年)が狩猟時に美しい(schön)泉(Brunn)を発見したためにシェーンブルンと命名したと伝えられている。

シェーンブルン宮殿は、オーストリアの首都ウィーンにある宮殿。ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用した。現在、同宮殿と庭園群は世界遺産に登録されている。

シェーンブルン宮殿は、ウィーンの中心部シュテファン大聖堂から西に直線で約5kmの位置にある。市内からは地下鉄U4号線に乗りシェーンブルン駅下車。庭園は東西約1.2km、南北約1kmの規模で、1779年頃から公開されている。

建物は、あらゆる部屋を合計すると1,441室あり、両翼の端から端まで180mあり、正面右側翼には宮廷劇場がある。また、広いフランス式庭園を挟んで宮殿に向かい合う丘の上にはグロリエッテという見晴台のような建物があり、ここからは周囲が一望できる。

オーストリアで一番重要な観光資源で、年間入場数150万人。更に公園と動物園や行事での集客数520万人を合計すると年間には670万人が訪れる。外壁は金を塗ろうとしたところ、マリア・テレジアが財政の状況を考慮し、黄金に近い黄色にした、これをテレジア・イエローと云うが、彼女が好んでいた色というわけではない。

14世紀から1642年頃までこの場所はカッターブルクと言われ、荘園と製粉場があった。
1565年 神聖ローマ皇帝マクシミリアン2世(在位:1564年 - 1576年)がこの土地を買い、雉の繁殖場をつくり、七面鳥や孔雀などの珍しい動物類も集めた。
1683年 オスマン帝国軍により破壊される。
1693年 レオポルト1世(在位:1658年 - 1705年)が狩猟用の別荘をつくった。歴代の皇帝らが増築・造作を行い、マリア・テレジア(在位:1740年 - 1780年)の時代に完成された。ウィーン風ロココ様式といわれている。
1752年 フランツ1世(在位:1745年 - 1765年)が宮殿脇にシェーンブルン動物園を設置。

1762年 マリア・テレジアの娘マリー・アントワネットがここに滞在している時、6歳の神童モーツァルトが招待され訪れる。
この時宮殿内で転んだモーツァルトをマリー・アントワネットが助け起こしたところ、モーツァルトが「僕と結婚して」とプロポーズした、という伝説がある。
▼Mozart in Schonbrunn(絵はがき)


1805年及び1809年 ナポレオンが司令部として使い、軍隊と共に滞在。
1815年 ウィーン会議がここで開催される。
1916年 オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(在位:1848年 - 1916年)がここで死去。
1918年 オーストリア=ハンガリー帝国の崩壊に伴い、政府の所有となり、改装され博物館にも利用。
1961年 ケネディ大統領とフルシチョフ閣僚会議議長との会談の場所となる。

1996年 ユネスコの世界遺産に登録。


ウィーンの森に接して建つシェーンブルン宮殿は、歴代ハプスブルク皇帝の栄華を今に伝えるバロック様式の宮殿です。17世紀後半に建てられた宮殿は、激動のヨーロッパ史の舞台となりました。「会議は踊る」で有名なウィーン会議も、シェーンブルン宮殿で開かれました。
「シリーズ世界遺産100」では、ハプスブルク家唯一の女帝にして最大の権力を誇ったマリア・テレジアと、彼女ゆかりの宮殿内の豪華な部屋を紹介します。1740年に23歳の若さで即位したマリア・テレジアは、強靭な精神力と巧みな政治手腕で帝国に繁栄と安定をもたらしました。彼女は夏の離宮だった宮殿を大改築し、1400室以上のロココ風の部屋と幾何学的な広大な庭園を持つ豪壮なものにします。舞踏会が催された豪勢な大広間や、宮廷政治の舞台裏が垣間見える小部屋、そしてインドの自然を模したものなど、様々な部屋が作られました。その中で、晩年の彼女が最も好んだ部屋が、夫フランツ・シュテファンの部屋だった「漆の間」です。初恋の人だった夫との間に16人の子供をもうけたマリア・テレジアは、夫の死後は残りの人生の多くの時間を、この部屋で喪服のまま過ごしたといわれています。
【NHK世界遺産ライブラリーより】


by yascovicci
| 2010-02-26 09:10
| 中欧の旅 オーストリア












