国立人類学博物館(5) アステカ文明 歴史・生活・石像
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2010年4月25日(日)
<国立人類学博物館>
①マヤ文明 ②オルメカ文明 ③トルテカ文明 ④アステカ文明
◆ メキシコ国立人類学博物館
このメキシコ国立人類学博物館は、メキシコシティの西に位置する巨大な「チャプルテペック公園」の中にある世界でも有数の規模と内容を誇るラテンアメリカ地域最大の博物館。
1964年に開館。
▼テスココ湖に浮かぶ島、アステカの首都テノチティトランの復元模型
そのアステカ帝国の中央神殿跡が直前に観光したソカロにあるテンプロ・マヨールである。
◆◆ アステカ文明
アステカ族は、北方からメキシコ中央高原に移住してきた人々であり、伝説によると100年あまりテスココ湖畔を放浪したのち、1345年、湖上の島に首都テノチティトラン(現在のメキシコシティ)を築いた。その後、メキシコ中部からグアテマラの海岸部にまで勢力を広め、14~16世紀まで、アステカ王国として栄えた。
社会は最高神官兼軍事司令官である王(トラトアニ)を頂点とする身分制社会で、厳しく統治されていた。支配階級は聖職者と軍事司令官をかねる貴族で、一般市民は、親族集団や職業別に共同体(カルプリ)を形成していた。農民は低い身分にあったが王国の経済を支える礎だった。
▼首都テノチティトランのアステカ人の生活のジオラマ模型
アステカ族は、自らの部族伝統の神々に加え、伝説のトルテカ族以来中央高原で信仰されてきた神々を受け継いであがめ、人間の心臓を神に捧げるという生けにえの儀式も行っていた。
▼生けにえの儀式に使用されたチャック・モール像
◆◆アステカ展示室の石像
◆アステカの動物関連の石像
▼ユーモラスなゑびすさんのような顔もあった。