ルーマニア(10) ペレシュ城 その3
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ルーマニア2010年9月1日(水)
ブカレスト→シナイア
①ペレシュ城 ②シナイア修道院
◆今回は、ペレシュ城内部見学第2段の武器コレクション室特集



【ペレシュ城 (Castelui Peleş)】
1875年にカロルⅠ世がルーマニア王室の夏の離宮として、8年の歳月をかけて建てた宮殿。ルーマニアで最も壮麗な城と称される。
ルネッサンス、バロック、ロココの各様式の建てられており、いくつもの彫刻、噴水が配された庭園からは、シナイアの渓谷が一望できる。
内部の見学はツアー形式で行われると旅行ガイド本には書いてあるが、ダンさんが公認ガイドだったせいか、ダンさんと二人でゆっくり見学できた。
内部の写真撮影には、30レイ(約800円)必要。ペレシュ城内部見学は、靴カバーをするようになっている。
内部には160もの部屋がある。建設総額は、およそ1,600万金ルーマニアレイ(現在の110~120億円程度)と言われている。
◆◆ペレシュ城内部
儀式の間(Hall of Honor)
城の中でも最も豪華なホール。3階分の吹き抜けなので、天井が高い。
天井部分はステンドグラスになっているため、照明なしでも明るい。壁や欄干はすべてドイツ産の樫の木で出来ており、デザインはすべて手彫り。素晴らしい装飾と、その美しさに圧倒される。



◆武器コレクション室・・・中世の武器を収集した部屋
武器コレクション室には、4000を超えるヨーロッパ・オリエントの武器コレクションがあり、ブカレストの国立軍事博物館の次に多くの武器が展示されているという。




▼プレートには1560の数字が。1560年代の甲冑でしょうか。

▼暖炉の上の浮彫り

これは「ニコポリスの戦い」の場面。
1396年のオスマントルコとハンガリー王ジギスムントが率いるイギリス、フランス、ドイツ、イタリアを含むキリスト教国の連合軍の戦いで、「最後の十字軍」といわれる。
これに勝利したオスマントルコは、バルカン半島の支配を本格化させる。










▼カロルⅠ世の像でしょうか。


ペレシュ城の部屋の見学は、まだまだ つづく・・・・(笑)












