エチオピア(39) バンナ族に出会う
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2010年7月15日(木)
<ジンカ→バンナ族→カイ・アファール→木曜市→ムルレ>
①ジンカ ②バンナ族 ③カイ・アファール ④木曜市 ⑤ランチ ⑥ムルレのキャンプ地
▼ルート・マップ
ジンカのホテルを出発。午前中はバンナ族のテリトリーを通過。カイ・アファール、ディメカを経由して最初のキャンプ地ムルレへ向かう。途中バンナ族に出会う。
カイ・アファールではバンナ族、セマイ族、アリ族が集う木曜市を見学。
◆ジンカからカイ・アファールへ
◆バンナ族現る
【バンナ族】
人口約7万人。バンナ族の中心地はカイ・アファール。クシュ系で近隣のハマル族とよく似た習慣を持っている。家畜が一番大切なもので、昔は放牧のみで生活していたが、近年では農業を始める人も多くなってきたという。結婚するとき、男性は女性の家族に10頭以上の牛や蜂蜜などの献上品をあげる必要があり、子供のころから牛を与えられ、増やしていくという。
男性の特徴としては椅子にも枕にもなる台のようなものとスティックを常に持ち歩く。また頭を泥で固め、羽で装飾する姿もよく見られる。
女性は、髪を泥で固め、山羊の革と貝とビーズで作った服を着る。 これらの衣装は既婚者、未婚者で変化し、基本的には既婚者が頭を泥で固め、大きな鉄の首輪のようなものを首につける。
有名な儀式としては男性が成人になる際に行うブルジャンピング(牛飛び)の儀式がある。
これは牛を10頭ほど並べ、その上を成人になった男性が渡る儀式である。
牛に飛び乗り牛の背中を4往復して初めて大人として認められる。
儀式の日は村を挙げての祭りになり、女性は昼から雄たけびのような歌を歌い、次に男性が女性たちに鞭を打つ儀式、割礼なども行われる。
すべての儀式が終わると家族は客人にお酒をふるまい、その宴は2,3日つづくという。
▼花と実
▼去っていくバンナ族の二人