Ushuaia (2) ウシュアイアの夜
|









「パタゴニア紀行」 その32 <地の果ての街・ウシュアイア (2)>
・・・・ウシュアイアの夜・・・・
ウシュアイアの空港に到着するとすぐに、明るい性格のドライバーの自家用のセダンにピック・アップされホテルへ向う。
乗客は他にスペイン語圏の女性がひとり。 その女性を別のホテルに先に降ろすと、次ぎは自分が降りる番だ。
ホテルは、港に面した大きなホテルであった。その名は、HOTEL ALBATROS
チェックインするときに、現地の旅行社からのメッセージを受け取る。
小さなメモに8:30と書いてある。これが明日のPick upの時間である。
明日は、午前中はフエゴ国立公園観光、午後はビーグル海峡クルーズの予定。
2階のツイン・ベッドの大きな部屋に入り、窓から見えるウシュアイアの街の夜景を眺める。 窓を開けると、ひんやりとした夜風が吹き込んでくる。
少し休憩したあと、ホテルを出て、夜の街を散策する。
予想外の大きな港町で、坂道が多い。港町特有の雑然さと俗っぽさの中をゆっくり歩く。
場末の小さなピザ屋さんで、テレビでサッカーの試合を見ながら、ピールとピザで遅い夕食。
肌寒い「地の果て」の夜の海風に旅愁を感じながら、とぼとぼと雨上りの歩道を歩く・・・・・
ホテルに帰り着き、フロントにWake up Callを頼んだあと、そのままベッドの中に沈みこんでいったヤスコヴィッチであった。












