ジェベル・バルカル (3) 聖なる山とピラミッド群
|
カリマ(マラウィ)→クッル遺跡→化石の森→カリマ・スーク→
カリマの宿舎でランチ→ジェベル・バルカル
午前中のメインのクッル遺跡と化石の森の観光が終りカリマへ戻り、カリマのスークを見学。
スーク見学のあとはホテルにもどって午後1時から昼食。
ランチのあと、部屋でシエスタ(Siesta)して、まったり休憩。
午後3時30分カリマの宿舎を出発。ジェベル・バルカルへ向かう。3時50分ジェベル・バルカルに到着。まずは隣接する博物館を見学した。
博物館見学のあと、ジェベル・バルカルの鋭角ピラミッド群やアモン神殿などをじっくり、ぽれぽれと観光した。
▼聖なる山 ジェベルバルカル
▼ジェベルバルカルとアモン神殿
◆クシュ王国の歴史
紀元前9世紀ごろに建国されたクシュ王国は、紀元後4世紀にかけて、ナイル川上流に栄えた。 最盛期は現在のスーダン北部に位置するナパタ地方に都を定め、アフリカ大陸北東部のほぼ全域にわたり統治したといわれている。クシュ王国で特筆すべきは、独自の文字(メロウェ文字)を持ち、すぐれた製鉄技術をもち、高度な建築技術を持っていたこと。古代エジプトでは成しえなかった鋭角ピラミッドをはじめ、数々の神殿を築きあげた。
ジェベル・バルカルは、スーダン北部にある高さ98mの小山でハルツームの約400km北にあたり、ナイル川の屈曲部沿いにある。
紀元前1450年前後に、エジプトのファラオ、トトメス3世がこの地方まで領土を拡げた時には、ジェベル・バルカルを南限とした。そこにトトメス3世は都市ナパタを建設したが、300年ほど後に、そこはクシュ王国の首都となった。
◆◇◆ジェベルバルカルのピラミッド群
▼ジェベルバルカルの鋭角ピラミッド群
▼ジェベルバルカルの山頂から眺めたピラミッド群
ジェベルバルカルは、太陽神アメンの誕生の地と信じられ、紀元前13世紀、ラムセス2世の時代に神殿が建設され、紀元前7世紀にはヌビアのタルハカ王は、自分の王位を示すため、ここにアモン神殿など二つの神殿を建てたと言われている。
その後も、首都が紀元前300年頃メロエに移されるまで、ジェベルバルカルはクシュ王国の首都として繁栄したといわれる。
2003年に周辺のナパタ地方の遺跡群とともに、「ジェベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群」として世界遺産に登録された。
◆◇◆ジェベル・バルカル Jebel Barkal
アモン神殿などを見学しならがら、聖なる山をじっくり一周し、あらゆる角度からこの山を眺めることができた。
古代クシュ王国の首都の地をぽれぽれと歩きながら、ここは3000年の昔から所謂パワー・スポットの聖地であったのだろうと実感した。
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ①
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ②
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ③
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ④
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑤
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑥
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑦
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑧
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑨
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑩
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑪
▼ジェベル・バルカル Jebel Barkal ⑫