クロアチア (10) 世界遺産・古都トロギール(Trogir) その1
|
クロアチア 2011年7月10日(日) アドリア海5ヶ国周遊・4日目【世界遺産トロギールTrogir】
①旧市街北門 ②聖ロブロ大聖堂 ③中世の時計台とレリーフ
④市庁舎 ⑤旧市街散策と休憩 ⑥カメルレンゴの砦 ⑦海岸通り
◆◆トロギール(Trogir)
トロギールは、シベニクの南にある港町でその起源は、古くギリシャ時代まで遡る。
紀元前2~3世紀に古代ギリシャ人が建設した植民都市で、ギリシャ人が「トラグリオン」と名づけたのが起源になっているという。
11世紀に司教区ができハンガリーの支配下に、その後は、11~18世紀までべネツィア、19世紀にはハプスブルグ家に支配されてきた歴史を持つ。
東西500m、南北300mの城壁で囲まれた旧市街の小さな島内には、それぞれの時代に建造された教会や歴史的建造物が残されていて、1997年世界遺産に登録された。
◆世界遺産トロギール旧市街へ

▼バスターミナルから橋を歩き北門へ

◆ルネサンス時代に建てられた旧市街の北門(陸の門)
旧市街の入口の北門(陸の門)から世界遺産トロギールの観光が始まる。路地を通り抜け、トロギール博物館の前を通り南下すると市庁舎、聖ロブロ大聖堂、時計台のあるイヴァナパヴラ広場に出る。

▼門の上に立っているのは12世紀の司教で町の守護聖人の1人イヴァン・ウルスィニの像


▼北門から路地を抜けるとイヴァナパヴラ広場に出る

◆聖ロブロ大聖堂
聖ロブロ大聖堂は、トロギールを代表する建築物で11世紀初めに建築が始まり、初期キリスト時代のバシリカを13~15世紀にかけて立て替え、17世紀に完成した。そのためさまざまな建築様式が採用されていて、鐘楼の窓が各階ごとに異なっている。
高さ47mの鐘楼はヴェネチアが支配した15、16世紀にかけて建てられた。後から鐘楼を建てたため、教会部分はロマネスク様式、鐘楼の2階部分からはヴェネチア風のゴシック様式になっている。
大聖堂の門の両側に彫られているアダムとイヴの門は、13世紀に造られたクロアチア中世美術の傑作。

▼クロアチア国旗がたなびいている。

▼高さ47mの鐘楼

▼聖ロブロ大聖堂とアダムとイヴの門

▼アダムとイヴの門

▼門の上部はキリストの誕生や東方三博士の礼拝などキリストの生涯が表現されている。

▼アダムと奥がイヴの像。その下にはヴェネチアのシンボルであるライオンの像

◆イヴァナパヴラ広場に面した市庁舎
この市庁舎は1400年代の貴族の館であったものを修復した建物

◆聖セバスチャンの時計塔
半屋外式の建物「ロッジア」の東壁には公正を期すため天秤を持った聖母レリーフ。南壁には1520年トルコとの戦いで戦死したペリスラヴィッチ提督のレリーフがある。

▼聖セバスチャンの時計台とレリーフのある半屋外式の建物「ロッジア」

▼1520年トルコとの戦いで戦死したペリスラヴィッチ提督のレリーフ

▼中央上部には、公正を期すため天秤を持った聖母のレリーフ
説明は日系クロアチア人の現地ガイドさん

▼レリーフを保護する屋根の装飾

▼イヴァナパヴラ広場の風景

▼この日も日差しが強烈で暑かった。













