クロアチア (13) 世界遺産・スプリット (Split) その2
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【世界遺産スプリット Split】
①銅の門(南) ②ディオクレティアヌス宮殿(地下部分)
③ペリスティル広場 ④謁見の間 ⑤大聖堂と鐘楼 ⑥前庭
⑦金の門(北) ⑧グルグールの像 ⑨銀の門(東) ⑩埠頭の風景
◆◆トロギールから30km、専用バスに乗り、約40分でアドリア海沿岸で最大の港街で世界遺産の街スプリットに到着。
スプリット新市街の海岸通りを歩き、銅の門(南)から城壁で囲まれた旧市街へ入り、まず、地下のディオクレティアヌス宮殿へ。地下宮殿の大広間などのローマ時代の遺跡やディオクレティアヌス帝の胸像などをじっくり見学した。
地下宮殿を出ると南の謁見の間からペリスティル広場に出た。東の大聖堂と鐘楼、前庭を見たあと北に歩き金の門とグルグールの像を見学。再びペリスティル広場、最後に銀の門(東)の見学。これで世界遺産・スプリットの旧市街の観光が終わった。
◆ペリスティル(列柱広場) Peristill
地下宮殿を出ると南の謁見の間から、かつて宮殿の中庭だったペリスティル広場に出る。12本のコリント式の列柱が並んでいて列柱広場ペリスティルと呼ばれる。
広場の周りにはディオクレティアヌスの霊廟だった大聖堂と鐘楼、ユピテル神殿であった洗礼室などが集中している。このペリスティル広場が旧市街の中心部である。
▼ペリスティル広場は、観光客で非常に混雑していた。
▼ペリスティル広場の観光客向けの衛兵
▼この暑さの中、「ローマ帝国の衛兵さん」も御苦労さんです。
▼地下宮殿の出口の「謁見の間」と広場
◆◇◆大聖堂 Katedralaと鐘楼 Stolna crkva
24本の列柱に囲まれるようにして立つ八角形造りをしているこの建物は、もともとはディオクレティアヌス帝の霊廟として建てられたが、7世紀にキリスト教の教会の大聖堂として改築されて利用されるようになったという。
大聖堂の隣には、13~16世紀にかけて造られた高さ60mの鐘楼がシンボリックに建っている。
この鐘楼は6層の中世の建築様式であるネオ・ロマネスク様式。
▼高さ60mの鐘楼と入口のライオンの像
▼大聖堂の列柱と鐘楼
◆前庭Vestibulの穴のドーム
円形の広間が「前庭」と呼ばれ、皇帝の私邸の玄関の役割をしていた場所。現在は天井にきれいな円形の穴が開いている。
◆旧市街の狭い路地
旧市街の路地は非常に狭い。
▼旧市街の狭い路地
▼旧市街の狭い路地
▼旧市街の狭い路地
◆銀の門 Srebrna vrata(東)
ペリスティル広場から東へ歩いていくと銀の門に出る。
▼銀の門
◆金の門 Zlatna vrata(北)
ペリスティル広場から北へ真っ直ぐ歩いていくと金の門に出る。金の門はかつての表玄関。
▼金の門
▼金の門の表に出る。
▼金の門付近の城壁と居住
世界遺産の城壁内のスプリット旧市街には、スプリット市民20万人のうち、数千人の市民が居住しているらしい。
◆グルグール・ニンスキの像
金の門のすぐ外には10世紀に活躍したグルグール・ニンスキ司教の像が建っている。
クロアチアを代表する20世紀の彫刻家イヴァン・メシュトロヴィッチの作品。
グルグール・ニンスキの像の左足の親指に触れると、幸運が訪れるといわれている。
◆港街スプリットの風景
スプリット港の埠頭には、イタリアへのフェリーやアドリア海、地中海のクルーズ船も寄港する。
▼クルーズ船とカモメ君たち