【アルバニア】 アルバニアの内陸部を走り、ちと休憩。
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アルバニア 2011年7月12日(火)
アドリア海5ヶ国周遊・6日目
【モンテネグロからアルバニアへ】
①ドブロヴニクから国境を越えモンテネグロへ ②コトル湾をフェリーで越えてコトルへ
③世界遺産コトル旧市街 ④リゾート地ブドヴァ ⑤ブドヴァのレストランでランチ
⑥ブドヴァ旧市街 ⑦ブドヴァのリゾート・ビーチ ⑧アルバニアのティラナへ
▼アルバニアの位置

◆◆ドブロヴニクのホテル・アリストンを朝8時出発。
モンテネグロの美しい古都コトルへ向け出発。走行距離約100km。
クロアチアとの国境を越え、モンテネグロに入国。
暫らく走るとフェリー乗り場に到着。コトル湾をフェリーで渡ってコトルへの近道を行く。
バスでしばらく走り、古都コトルに到着。
コトル湾沿いの舗道を歩きコトル旧市街の入口から旧市街に入り、世界遺産のコトル旧市街を観光。
旧市街を囲む城壁の狭い入口から旧市街に入り、時計塔、聖トリフォン教会、聖ニコラ正教会、聖ルカ教会、路地などを散策。
コトル観光のあと、モンテネグロ屈指のリゾート・タウンのブドヴァへ向かう。走行約40km。
ブドヴァのマリーナ沿いを歩き、海に面したブドヴァのレストランDona Kod Nikoleでランチ。
ランチのあと城壁の中へ入り、ブドヴァ旧市街をちょっぴり散策した。
ブドヴァ旧市街の三位一体教会、聖イヴァン教会、狭い路地などを散策し、最後にブドヴァのビーチで休憩。
ブドヴァ観光が終了し、アルバニアの首都ティラナへ向け出発。走行距離約200km。
国境を越え、アルバニアに入国。バスからアルバニアの風景を眺めながらティラナへ向かう。

◆◆アルバニアの内陸部の風景と経済
◆【アルバニアの経済】
アルバニアは第二次世界大戦後はほぼ鎖国状態となり1978年から完全な鎖国状態となった。経済は低調で、長年欧州最貧国の扱いを受けていた。国民はみな貧しく、ある意味では平等な状態にあった。

1990年代に市場経済が導入された際には、投資会社という名目でねずみ講が蔓延した。ねずみ講は通常、新規参入者がいなくなった時点で資金が集まらなくなり、配当ができなくなることによって破綻する。しかしアルバニアの場合、集めた資金で、武器を仕入れボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の紛争当事者へ売り払うことによって収入を得、配当を行っていた。

他に、国民の半分がはまったと言われるまでにねずみ講が蔓延した理由としては、社会主義国家で鎖国状態であったために国民に市場経済の金融・経済についての教育が行われず、国民が「投資とはこんなものだ」と思い、ねずみ講の危険性に気づかなかったことも挙げられる。また、武器の購入を通じて麻薬などの組織犯罪(アルバニア・マフィア)とも深く関わりを持つこととなり、汚職が蔓延した。ねずみ講投資会社は、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の終結とともに破綻した。

その後は経済回復を続け、2000年にWTO加盟。税制改革や、外資を呼び込もうと誘致活動を行っている。外資の誘致については、インフラが脆弱であることが課題となっている。例えばアルバニアの電力は山がちな地形を生かした水力発電が支えており、水力で総発電量の98.8%を占めている。この水力については、施設の老朽化による電力不足が課題となっている。

ホッジャを首班とする独裁政権下では、国民は渡航規制、外国書物及び放送の規制を強いられており国民にとっては海外の文化や情報を得る手段は無に等しかった。1990年以降の市場開放により、同じヨーロッパに属する隣国イタリアの名物であるピザやバナナといった果物を初めて知ったという国民もいた。

◆【アルバニアの鉱業】
鉱物資源はあるが、長年の鎖国政策や、近年の社会的混乱によってインフラが乏しいため、生産は低調である。

典型的なのがクケス市など3カ所の鉱山から採掘されている同国第一の鉱物資源クロム鉱である。第二次世界大戦直前の1938年時点ではわずか7000トンだったクロム鉱の採掘量は、1970年代には世界第3位に達し、1987年には108万トンまで伸びた。しかし、1991年には50万トンに、2003年には9万トンまで落ち込んでいる。同じ傾向は銅鉱(1991年に至る5年間で銅鉱の産出量が半減)、ニッケルについても見られる。

有機鉱物は、品位の低い亜炭、原油、天然ガスを産出する。塩、石灰岩の生産も見られる。天然アスファルトは生産量こそ少ないものの、アルバニアの特産品として知られている。

◆【アルバニアの工業】
工業は、輸出については衣類を中心とした軽工業が主体である。繊維自体の生産は小規模であり、布・皮からの衣服の加工、縫製が主となる。アルバニアの輸出に占める工業製品の割合は82.6%(2003年)に達する。品目別に見ると衣類34.2%、靴などに用いる皮革26.1%であり、輸出工業品目の過半数を占める。このほかの工業製品としては鉄鋼、卑金属が輸出に貢献している。

輸出相手国は、イタリアとの関係が深い(輸出の74.9%がイタリア向け)。イタリアの繊維産業と深く結びついた工業形態となっていることが分かる。

◆【アルバニアの住人】
アルバニア人が大部分であるが、国土の北部と南部では言語や風習に差異がある。南部にはギリシャ人などもいる他、国境付近にはマケドニア人やモンテネグロ人もいる。人口増加率は約2.5%とヨーロッパで最も高く、逆に一人当たりの国民所得はヨーロッパで最も低い。

◆◇◆ガソリンスタンドで休憩
ガソリンスタンドでバスは給油。そしてコンビニでトイレとタバコと缶ジュース休憩。

▼ガソリンスタンドで休憩①

▼ガソリンスタンドで休憩② なぜかベンツによく出会うアルバニア

▼ガソリンスタンドで休憩③

▼ガソリンスタンドで休憩④ この人たちも休憩

◆ティラナへ向け出発
















