アルメニア (28) 世界遺産・エチミアジン大聖堂
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アルメニア 2011年5月6日(金) <コーカサス3ヶ国の旅> 8日目
【アルメニアの首都エレヴァンとその近郊】
①アララト山 ②ホルヴィラップ修道院 ③共和国広場と歴史博物館
④レストランELENで昼食 ⑤リプシマ教会 ⑥エチミアジン大聖堂
▼エチミアジン大聖堂

◆◆エチミアジン大聖堂
エチミアジン大聖堂はアルメニア最初の教会とされ、大司教座がおかれておりアルメニア正教(アルメニア使途教会)の総本山であり、世界最古の教会でもある。
エチミアジンとは「神の子が降臨した」という意味(エチは降臨,ミアジンは神の子)。
ティリダテス3世の時、聖グレゴリオスが、「キリストが天から下りて、金色の槌で大地を打つ夢を見たこと」に始まる。彼はその土地ヴァガルシャパト(現エチミアジン)に301年から303年にかけて木造教会を建設し、「神の子が降臨する大聖堂」エチミアジン大聖堂と命名した。その間に、アルメニアは世界で初めてキリスト教を国教に取り入れた(301年)。
これがアルメニア最古の、世界で最初の公式な教会の由来である。
エントランスには教会群に入るモダンで立派なゲートがあり、敷地内は整備され、公園のようになっていて、司教(カトリコス)の住居、神学校、小さな教会などの建物が約8万㎡の広い敷地に点在している。

◆◇◆エチミアジン大聖堂・外観
敷地内の中央に建つ大聖堂は赤っぽい凝灰岩の切石積みの構造になっている。建設当初は木造だったが5世紀には石造りに建て替えられ,7世紀には上から見ると十字になる構造に改修され,17世紀には大聖堂のドームと鐘楼などが改築され現在の形になったという。
エチミアジン大聖堂は近郊のズワルトノツの大聖堂跡ともに、2000年に世界遺産に登録された。
▼エチミアジン大聖堂①

▼エチミアジン大聖堂②

▼エチミアジン大聖堂③

▼エチミアジン大聖堂④

▼エチミアジン大聖堂⑤ 本堂入口

▼エチミアジン大聖堂⑥ 本堂入口天井のフレスコ画

◆◇◆エチミアジン大聖堂・内部
大聖堂内部に入ると美しいフレスコ画や煌びやかなイコンが飾ってある。
祭壇右奥に併設されている博物館(宝物館)には、キリストの脇腹を刺したというローマ兵の槍である「聖槍(ロンギヌスの槍)」や「ノアの方舟の破片」などが展示されている。
戸外には僧職の墓やアルメニア各地から収集された十字架の石碑(ハチュカル)が並んでいる。
▼エチミアジン大聖堂・内部①

▼エチミアジン大聖堂・内部②

▼エチミアジン大聖堂・内部③ 大聖堂・本堂の天井

▼エチミアジン大聖堂・内部④ 博物館(宝物館)の天井

博物館(宝物館)の展示物と戸外の十字架の石碑(ハチュカル)の紹介は次回に・・・












