リトアニア(3) 世界遺産 ヴィリニュス旧市街 散策 その1
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リトアニア 2011年9月1日(木) 【バルト三国の旅 】 3日目 ヴュリニュス
①ホテル・シティ・ゲート City Gate ②ヴュリニュス旧市街
▼ホテル・シティ・ゲートを出発し、 旧市街散策へ

◆◆ヴィリニュスと旧市街
ヴィリニュスはリトアニア共和国の首都で、同国最大の都市である。人口は 約56万 人。かつてポーランド領だったこともある。
バルト三国で唯一海に面していない首都。
ヴィリニュスはネリス川・ヴィルナ川沿いに位置し、リトアニアの南東と地理的に偏ったところにある。これは過去数世紀の間に国境の形が変わっていったことと関係している。かつてリトアニア大公国の時代にヴィリニュスは国土の中央にあった。
ヴィリニュス旧市街は1994年に世界文化遺産に登録された。また、2009年には欧州文化首都に選ばれたこともある。
旧市街の面積は、3.6k㎡と欧州内でも最大級であり(東欧最大)、歴史的・文化的事物が集積されている。バルト三国のリガやタリンと較べて、旧市街地には城壁など明瞭な境界がなく、また旧市街地が形成される過程で、ドイツ騎士団やハンザ同盟の影響は見られない。旧市街の建築物は約1,500ほどあり、様々なスタイルのものが見られる。バロック様式のものが多いように思われているが、実際にはゴシックやルネッサンス様式もある。
旧市街の主な観光スポットは、 夜明けの門 、聖カジミエル教会、聖アンナ教会、ヴィリニュス大聖堂、ゲティミナス城など
◆◆ヴィリニュス旧市街(世界遺産) 散策その1

◆夜明けの門
ここが旧市街の南の入り口の門。元来9つあった城門のうち夜明けの門だけが残っている。門の上のリトアニアの紋章が見える。門の右にはタタール軍の侵入に備えて1503年から造られた中世の城壁が残っている。

▼夜明けの門

◆内側から見た夜明けの門
門の上は礼拝堂になっていて奇跡を起こす力がある信じられている聖母のイコンがある。このイコンは1363年にアルギリダス公がクリミア半島に遠征した際、持ち帰ったものだといわれている。

▼夜明けの門通りを北へ歩く・・・

▼夜明けの門近くは通りが狭い。

▼聖テレサ教会

◆聖霊教会
リトアニアにおけるロシア正教の中心的教会。ピンク色の門があり目立つ教会。祭壇前には、1347年に殉教した3人の聖人の遺体がきれいに保存され、祭日ごとに赤、白、黒などの衣装に着せかえられるらしい。


▼聖霊教会のプレート

◆聖三位一体教会
ユニエイトという宗派で、正教(ビザンチン)の儀礼を残しながらローマ法王に仕えるというもので、16世紀ポーランド・リトアニア連合国が正教徒の多いウクライナ、ベラルーシに進出した結果、宗教的妥協のため興った宗派らしい。

▼聖三位一体教会

▼さらに北へ



◆聖カジミエル教会
1604年、イエズス会によって建てられた教会。聖カジミエルはリトアニアの守護聖人。
帝政ロシアの時代には頭の王冠が“たまねぎ”に付け替えられて正教教会になり、第一次世界大戦のドイツ占領下ではプロテスタント教会になり、ソ連時代には“無神論”博物館になるなどという変遷を経て現在に至る教会。
この日は9月1日ということで、新学期や新入学の式典日ということで、学生とその父母たちが集って祝いのイベント(ミサ)があったようだ。

▼聖カジミエル教会

▼聖カジミエル教会の案内

▼聖カジミエル教会前の新学期の学生たち①

▼聖カジミエル教会前の新学期の学生たち②

▼聖カジミエル教会前の新学期の学生たち③













