篠栗四国八十八箇所霊場 第38番札所 【丸尾観音堂】
|
この日は休養日。いい天気に誘われて、63番天狗岩山・吉祥寺、83番千手院、
65番三角寺、38番丸尾観音堂、41番平原観音堂、23番山王薬師堂の
6ヶ所の札所を廻ってきた。
これで88ヶ所の札所のうち28ヶ所を廻ったことになる。
今回は第38番札所 【丸尾観音堂】 の紹介です。
◆◆第38番札所 【丸尾観音堂】
千手院、三角寺の参拝が終わり、あとは篠栗の山道を下っていって、まず丸見屋旅館の前の三差路の空き地にわがアルファGTを駐車し38番丸尾観音堂へ。本堂の前には、「鯖大師」や「くぐり大師」などの石仏が数体祀られている。本尊は千手観世音。
この丸尾観音堂を創設したのは、藤木藤助を助けて篠栗の霊場を開創した5人衆(城戸の桐生利平、田ノ浦の平井清七、中河内の村瀬新平、山王の有隅善次郎、丸尾の有隅文助)の一人有隅文助だという。
道路を挟んで少し先には滝と小さなお堂がある。
▼「生目水」 美味しい水でした。
▼生目八幡堂
◆第38番札所 【丸尾観音堂】 本堂
▼本尊は千手観世音
▼「かかえ地蔵」さん
▼本堂は第38番札所の納経所でもある。
▼納経台とわが納経帳
▼本堂と生目八幡堂
▼本堂と「くぐり大師」
◆ 「くぐり大師」
丸尾観音堂は、お大師様の像の下をくぐって渡る“くぐり大師”が有名。石で組んだ台座の上に大師像が乗っていて、その足元の隙間を くぐればご利益があるとか。
▼右が「くぐり大師」
◆ 「鯖大師」
【鯖大師縁起】 四国別格霊場 第4番 鯖大師本坊の記事より借用
『千二百年程昔のことです。お大師様がお四国をお開きに巡られた折、この地が霊地であることを悟り、御修行されました。ある朝通り掛かった馬子に積み荷の塩鯖を乞われましたが、口汚くののしられ、ことわられました。馬子が馬引坂まできた時、馬が急に苦しみだし、先ほどの坊様がお大師様と気づいた馬子は鯖を持っておわびし、馬の病気をなおしてくれるように頼みました。お大師様がお加持水を与えると馬はたちまち元気になり、お大師様は八坂八浜の法生島で塩鯖をお加持すると生きかえって泳いでいきました。そこで仏の心を起こした馬子は、この地に庵をたて古今来世まで人々の救いの霊場といたしました。鯖を三年絶ってご祈念すると願いごとがかない、病気がなおり、幸福になれるといつしか人々に、「鯖大師」と呼ばれているのです。』
▼ 「鯖大師」
◆奥の丸尾の滝へ
道路を挟んで少し先には小さなお堂と丸尾の滝がある。
▼丸尾の滝
▼丸尾観音堂に咲いていた花