伊勢神宮 内宮 皇大神宮 その1 宇治橋と五十鈴川と神苑
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◆◆伊勢神宮 内宮(ないくう) 皇大神宮(こうたいじんぐう)
伊勢神宮の内宮である皇大神宮は、皇室の御祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ) をお祀りしていて、内宮の奥に広がる神路山・島路山を源とする五十鈴川の川上に鎮座している。天照大御神は皇室の先祖神であり、日本の八百万の神々の中で最高位の位に就いている。
歴史は古く、約2000年前、第十一代垂仁天皇の皇女倭姫命が御杖代として各地を巡行ののち、この地に案内したと伝わる。
域内には正宮と2つの別宮(荒祭宮と風日祈宮)がある。
まず 五十鈴川の清流にかかる宇治橋を渡り、五十鈴川にそって神苑の参道を進み、五十鈴川の御手洗場に寄り、紅葉を眺めてから正宮へと向かう。
◆宇治橋から神苑を歩き、火除橋まで
内宮への入口、五十鈴川にかかる宇治橋は、日常の世界から神聖な世界へのかけ橋といわれている。宇治橋外側の正面から見る大鳥居の姿は感動的であり、身も心も正して清浄な宮域に入る心構えの大切さを感じさせてくれる。
宇治橋は20年毎に、かけ替えられている。全長101.8m、巾8.421mで、欄干の上に16基の擬宝珠(ぎぼし)を据えた純日本風反(そ)り橋で檜(ひのき)で作られているが、橋脚の部分は欅(けやき)を使用。
宇治橋の外と内に高さ7.44mの大鳥居が立っているが、内側の鳥居は、内宮の旧正殿(しょうでん)の棟持柱(むなもちばしら)が用いられ、外側の鳥居は外宮のものがあてられている。さらに20年たつと、内側の鳥居は鈴鹿峠のふもとの「関の追分」、外側の鳥居は桑名の「七里の渡」の鳥居となる。ともに正殿の棟持柱となって以来、60年のお勤めを果たしてる。
◆宇治橋と五十鈴川
◆皇大神宮(内宮)の神苑
◆大正天皇御手植松の近辺
◆手水舎
今日、神社に参拝する時に、手を洗い、口をすすぐのは、川や海の中に入って禊(みそぎ)をし、心身を清めていた行事を簡略化したもの。手水の仕方にも作法があり、まず柄杓に水を汲んで、左右の手を洗います。次に左の掌に水を受けて、口をすすぎます。柄杓から直接口をつけるのは不作法とされていますのでご注意を。
▼火除橋(ひよけばし)