伊勢神宮 内宮 皇大神宮 その4 荒祭宮と風日祈宮
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◆◆伊勢神宮 内宮 皇大神宮
伊勢神宮の内宮である皇大神宮は、皇室の御祖神である天照大御神(あまてらすおおみかみ) をお祀りしていて、内宮の奥に広がる神路山・島路山を源とする五十鈴川の川上に鎮座している。天照大御神は皇室の先祖神であり、日本の八百万の神々の中で最高位の位に就いている。
歴史は古く、約2000年前、第十一代垂仁天皇の皇女倭姫命が御杖代として各地を巡行ののち、この地に案内したと伝わる。
域内には正宮と2つの別宮(荒祭宮と風日祈宮)がある。
まず 五十鈴川の清流にかかる宇治橋を渡り、五十鈴川にそって神苑の参道を進み、五十鈴川の御手洗場に寄り、紅葉を眺めてから正宮へと向かう。
正宮の参拝のあと荒祭宮と風日祈宮の2つの別宮を参拝する。
▼風日祈宮橋から眺めた風景

◆◇◆荒祭宮(あらまつりのみや)
荒祭宮はご正宮の北方、やや小高い所にご鎮座になっている。荒祭宮は、内宮に所属する10別宮のうち、第一に位している。
正宮参拝を終え、参道をもどると、旧正宮のあった古殿地の西南の隅に苔むした籾種石(もみだねいし)という大きな岩組みを見ながら右へ進むと、御稲御倉(みしねのみくら)があり、ついでつきあたりの外幣殿(げへいでん)を過ぎると、正宮の裏側(北側)に出る。さらに進むと左手に下りの石階があり、「踏まぬ石」を捜しながらここを降りると前方やや小高い場所に荒祭宮を仰ぎ見ることができる。
▼正宮参拝を終え、荒祭宮へ

▼御稲御倉(みしねのみくら)

▼荒祭宮への下りの階段

▼荒祭宮(あらまつりのみや)①

▼荒祭宮(あらまつりのみや)②

◆◇◆島路川に架かる風日祈宮橋(かざひのみのみやみはし)を渡る
長さ43.6m、幅4.6mのこの橋は、またの名を「五十鈴川御橋」という。
南端の欄干には、「太神宮風宮 五十鈴川御橋明応七年戌午本願観阿弥 敬白」の銘が刻まれていて、室町時代に勧進聖(かんじんひじり)の神忠によってかけられたといわれている。この橋を渡ると風日祈宮に参拝できる。
▼風日祈宮橋の風景①

▼風日祈宮橋の風景②

▼風日祈宮橋の風景③

▼風日祈宮橋の風景④

▼風日祈宮橋の風景⑤

◆◇◆風日祈宮(かざひのみのみや)
風日祈宮御橋を渡ると、右手に、皇大神宮別宮、風日祈宮が鎮まっている。
ご祭神は、伊弉諾尊の御子神で、特に風雨を掌られると伝える神、級長津彦命、級長戸辺命を祭っている。
▼風日祈宮(かざひのみのみや)①

▼風日祈宮(かざひのみのみや)②

▼風日祈宮(かざひのみのみや)③













