熊野速玉大社 その4 佐藤春夫記念館と中上健次企画展
|
◆三重県の新宮の従兄弟の自宅へ。紀南病院で入院中の95歳の伯母さんの見舞い。
それから熊野速玉大社、熊野那智大社、青岸渡寺を参拝。那智の滝を眺め本土最南端の潮岬まで走る。
◆◇◆佐藤春夫記念館と中上健次展
佐藤春夫記念館は、作家・佐藤春夫の東京旧宅を、彼の故郷である新宮市の熊野速玉大社境内の一角に移築復元し、1989年(平成元年)に記念館として公開された。昭和2年(1927年)に西村伊作の弟、大石七分の設計で建てられた佐藤春夫の邸宅を移築したもので、自筆原稿や生活用具等が展示されている。
佐藤春夫は、明治25年(1892年)、現在の新宮市に生まれた。代表作「殉情詩集」「秋刀魚の歌」はじめ、あらゆるジャンルにわたる著作を遺している。

ちょうど「中上健次没後20年企画展」をやっていたので、入館してきた。
中上健次は学生の頃よく読んだ作者の一人。

◆佐藤春夫記念館





◆◇◆ 「中上健次没後20年企画展」
【中上健次プロフィル】
昭和21年、和歌山県新宮市生まれ。県立新宮高校卒業後、上京し、44年に文壇デビュー。小説を書きながら、自動車工場の臨時工や貨物の積みおろし作業などさまざまな職業を経験。51年、29歳の時に「岬」で第74回芥川賞を受け、戦後生まれで初の受賞者となった。平成4年、がんのため46歳で死去した。
作家の紀和鏡さんとの間に1男2女。作家の中上紀さんは長女。
【中上健次の主な作品】
『十九歳の地図』(1974年。柳町光男監督により映画化) 、『岬』(1976年)で芥川賞、
『枯木灘』(1977年)、『千年の愉楽』(1982年)(2012年、若松孝二監督によって映画化)、『地の果て至上の時』(1983年)





▼父中上健次から娘で作家中上紀へのメッセージ

▼中上健次の直筆創作ノート。角張った細かい文字でびっしり書かれている。


▼中上健次のトランクなど













