ベルギーの旅 (34) 【アントワープ】 市庁舎、ギルドハウス
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ベルギー 2012年5月3日(木)<ベネルクス三国の旅>(65) 5日目
【アントワープ】
①アントワープ到着 ②グローテマルクト(市庁舎、ブラボーの噴水、ギルドハウス)
③肉屋のギルドハウス ④ステーン城(国立海洋博物館)
◆◇◆アントワープのグローテマルクト Grotemarkt
アントワープのランドマークであるノートルダム大聖堂から近い広場で、アントワープの名前の由来となったといわれるブラボーの噴水や1561年から64年にかけて建立されたルネサンス様式の堂々とした市庁舎や繁栄の証人であるギルドハウスに囲まれた三角形の広場

◆アントワープ市庁舎
1561年から64年にかけて建立されたルネサンス様式の建物.
ちなみにこの市庁舎のホールは、童話『フランダースの犬』の中でネロ少年が最後の望みをかけた絵画コンクールの発表があった場所。
結果は残念ながら落選となったネロ少年の悲しい運命の場所。



▼ブラボーの噴水と市庁舎

◆ブラボーの噴水
1887年のジェフ・ランボー作。噴水の上にそびえるのが英雄シルヴィウス・ブラボーの像。
ブラボーBraboとは、ブラバントという名の紀元となった古代ローマの兵士の名で、スヘルデ川で暴威をふるっていた巨人アンティゴーンの手(ant)を切り取って投げた(werpen)という伝説に登場する英雄。
この伝説がアントウェルペンという地名の由来といわれている。
実際のところ町の名は、巨人伝説ではなく、スへルデ川に堆積した土からできた土手「aanwerp」という言葉から来ているという説が現在は最有力らしい。

◆ギルドハウス
グローテマルクトGrotemarktの広場を囲む中世からの繁栄の証左の建物群。





◆肉屋のギルドハウス
1503年の後期ゴシック様式で、肉屋のギルドハウスとして建てられた。現在は博物館として当時の家具調度品や楽器のコレクションを展示している。


◆ステーン城(国立海洋博物館)
アントワープで最も古い建造物の一つで、10世紀から16世紀まで使われていた要塞の一部。
1520年頃のカール五世の時代には大きな改築が加えられ、1549年に市の所有となってからは1823年にいたるまで牢獄や刑場として利用されていた。1952年以降は船の模型や航海道具、海図などを展示する海洋博物館として利用されている。
▼城の前の像が巨人アンティゴーンの像













