オランダの旅 (26) 【キンデルダイク】 世界遺産の風車の風景
|
オランダ 2012年5月3日(木)<ベネルクス三国の旅>(71) 5日目
【キンデルダイク】
◆ベルギーのアントワープからバスでオランダのキンデルダイクへ
約100km、バスで約1時間40分で到着。

◆◇◆キンデルダイク
キンデルダイクは風車網で有名である。
キンデルダイク (蘭: Kinderdijk) は、ロッテルダムの南東約 13 km の位置にあり、レク川とノールト川に挟まれた地区である。ここの風車網は1997年に「キンデルダイク=エルスハウトの風車網」としてユネスコの世界遺産に登録されている。

アルブラセルワールト干拓地の排水を行うために、1740年代に19台の風車が建設された。この風車網は、オランダ国内で最大規模のものである。また、オランダの観光地の中で最もよく知られた場所のひとつである。

国土の 1/4 程度が海面よりも低いオランダにおいて、排水システムは最も重要な問題であり、その国土で生活するためには欠かすことができない。アルブラセルワールト地方では、13世紀から排水の問題が発生していた。オランダ人は、干拓地に過度の水が入らないように大規模な運河を掘ってきた。これらの運河のことをオランダ語で、"watergang"と呼ぶ。

運河の建設はオランダ全土に及んだが、この方法はほんの短い期間しか有効でなかった。建築物の存在が地盤沈下をもたらし、同時に、川の水面も再び上昇し始めた。ポルダー内の水面を維持するための新たな方法が求められた。オランダ人は風車網を建設し、水面がある一定の高さに到達した際に風車のポンプを利用することで水面の維持を図った。また、ポンプによって川に排水された水は再利用が可能となった。
▼キンデルダイクの風車のある風景①

▼キンデルダイクの風車のある風景②

▼キンデルダイクの風車のある風景③

▼キンデルダイクの風車のある風景④













