Canal Beagle ビーグル海峡クルーズ(1)
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「パタゴニア紀行」 その36 <Canal Beagle ビーグル海峡クルーズ(1)>
The end of The World 「地の果て」 「世界の果て」 という言葉で、人はどこを連想するだろうか。
パタゴニアの南の果て、マゼラン海峡の南に、マゼランが「火の大地」(ティエラ・デル・フエゴ) と名づけたフエゴ島がある。 「火の大地」フエゴ島は、マゼラン海峡とビーグル海峡(ビーグル水道だと雰囲気が出ないので、ここでは敢えてビーグル海峡とする。)に囲まれた九州ほどの大きな島だ。
そのフエゴ島の南に位置するウシュアイア(Ushuaia)は、世界最南端の街で「地の果ての街」と呼ばれている。 ウシュアイア(Ushuaia)は、金、石油、天然ガスなどの地下資源と、漁業、林業、そして観光業で成り立っており、かなり大きな港街である。
ここからは、南極大陸へのクルーズ船も出る。 夏でも(11月~3月)平均気温は9℃前後で、肌寒く、空はどんよりと曇って、冷たい強風が吹いている。
そのウシュアイアのあるフエゴ島とナバリノ島、オステ島を隔てる海峡がビーグル海峡である。
水温は年間をとおして3~7℃で、進化論のチャ-ルズ・ダーウィンが乗っていた「ビーグル号」の名を取って「ビーグル海峡」(Canal Beagle)と呼ばれている。
この日は、午前中は「フエゴ国立公園」を観光し、ホテルで休憩したあと、午後から観光桟橋で乗船してビーグル海峡クルーズに出かけた。
風も強く、寒かったがほとんどクルーズ船のデッキに出て、「地の果て」の景色を眼に焼き付けた。 写真で、その「地の果て」The end of The World の寒々として荒涼とした雰囲気が伝わってくれるだろうか・・・・












