【香椎宮】 参拝・散策
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香椎宮(かしいぐう)は、福岡市東区にある神社。旧官幣大社。
仲哀天皇、神功皇后を主祭神とし、応神天皇、住吉大神を配祀する。
【香椎宮】
仲哀天皇・神功皇后を祭神とする旧官幣大社。本社殿は香椎造(かしいづくり)と呼ばれる独特の建築様式をもつ。 境内は神木・綾杉を始め、つつじ、しょうぶの花で有名である。
神社奥の丘陵には仲哀天皇霊廟古宮址(ふるみやあと)、地名説話の元となった棺懸椎(棺掛椎、かんかけのしい)、大本営址などがある。
「香椎」の名は敷地内に香ばしい香りの「棺懸(かんかけ)の椎」が立っていたことに由来する。
伊勢神宮、石清水八幡宮、遠石八幡宮とともに皇室の崇敬が厚い本朝四所の一つに数えられる。
【香椎参道】
旧街道(県道504号線)から香椎宮へ延びる通りで、宇佐神宮と共に勅使が定期的に遣わされるため勅使道ともいう。 沿道は大正年間に植えられた常緑樹クスノキが枝を広げ、一年を通じて緑のアーチを作り出している。 参道入口の頓宮わきには三条実美の筆による万葉歌碑があって、かつてはここから香椎潟が一望できたという。
【御島 (香椎浜)】
御島(みしま)は香椎潟の海中から顔をのぞかせるいくつかの小さな岩島で、綿津見神を祀る香椎宮末社御島神社でもある。 現在、満潮時には祠と鳥居のみが頭を覗かせるだけとなっている。
神功皇后伝説では皇后が髪を洗って神託を伺い男髪を結った所とされる。
【鎧坂・兜塚・(香椎駅前)】
香椎小学校に近い鎧坂・冑塚には御島と同じく神功皇后の男装にまつわる伝承があり、
鎧坂(よろいざか)は鎧を着けた所、兜塚(冑塚)は皇后が兜を身に着けた所とされる。
◆鳥居と参道




◆菖蒲池と弁財天社
香椎宮御創始の昔から宮の内外にお祭りしてあった、高良大明神・志賀大明神等、香椎宮八所の一つとして古い由緒のある弁財天社。ご祭神は市杵嶋姫命(イチキシマヒメ)。
▼菖蒲池①

▼菖蒲池②

▼弁財天社①

▼弁財天社②

▼楼門へと続く参道



◆楼門




◆手水舎

◆弘化元年(1844年)の狛犬
香椎宮の狛犬は頭部が小さいのが特徴。
▼弘化元年の狛犬①

▼弘化元年の狛犬②

◆◆御神木「綾杉」
西暦200年に神功皇后自らが植えられたという御神木。神功皇后は「とこしへに本朝を鎮め護るべし」との祈りをこめて植えられたという。綾杉は幾度か火災にあって焼失したが、その都度、新しい芽が出て大木に成長した。明治維新頃までは毎年正月、不老水と御神木の綾杉の枝を皇室に献納していたとのこと。
新古今和歌集に「ちはやふる香椎の宮のあや杉は神のみそきにたてる成けり」と詠まれ、また夏目漱石も「秋立つや千早ぶる世の杉ありて」と句を残した老木である。

▼新古今和歌集のの碑
「ちはやふる香椎の宮のあや杉は神のみそきにたてる成けり」(詠人 不知)

◆御神木「綾杉」①

▼御神木「綾杉」②

▼御神木「綾杉」③

◆稲荷神社と鶏石神社

▼稲荷神社

▼鶏石神社

◆◆神門
社殿前の御門で左右に廻廊を廻らした欅造朱塗の御門。




◆◆拝殿と弊殿






▼大正12年に佐世保鎮守府(海軍の機関)より
貞明皇后の名で奉納されたという戦艦「摂津」の副砲

◆授与所と絵馬舎


◆奏楽殿

◆◆香椎造りの御本殿
御本殿は元正天皇が養老七年(723)大宰府に詔して九州全国の課役を以って改築を始められ、聖武天皇の神亀元年(724)竣工した。建築様式は香椎宮造りであって日本唯一の様式で八枚の棟札とともに国の重要文化重要文化財となっている。
現在の御本殿は享和元年(1801)筑前藩主黒田長順公の再建である。








◆武内神社
300年の長寿を保ったという武内宿禰(たけうちのすくね)を祀った武内神社。
健康・長寿のご利益で知られる。



▼武内神社①

▼武内神社②

◆武内宿禰(たけうちのすくね)の像
境内の右手奥にある武内宿禰の像。
300歳まで生きたといわれる武内宿祢が応仁天皇を抱いている像。

◆扇塚
神功皇后は扇の祖神とされる。博多民踊協会が修錬の象徴である古扇を奉納したもの。

◆軍艦香椎顕彰碑

◆亀の池

◆◇◆古宮趾の仲哀天皇橿日宮蹟(かしひのみや)へ
御本殿の横にある門から歩いていく・・・

◆巻尾神社
香椎宮の摂社。中臣烏賊津大連がお祀りされている。


▼古宮への道



◆◇◆香椎宮創建の地の古宮趾
熊襲(くまそ)討伐のために九州に来られた第14代仲哀天皇が本陣を置かれたのが橿日宮(かしひのみや)で、仲哀天皇は、この地でお亡くなり(崩御)になったという。
古宮は仲哀天皇の皇居橿日宮の跡であり、神功皇后が自ら崩御された仲哀天皇の神霊を祀られた香椎宮創建の地でもある。
そして、お亡くなりになった仲哀天皇の御棺を椎(しい)の木に立て掛けておいたところ、四方に香ばしい香りを放ったため、この地を「香椎(かしい)」と言うようになったという。




◆◆棺掛椎
仲哀天皇の御棺を椎(しい)の木に立て掛けておいたところ、四方に香ばしい香りを放ったという棺掛椎。


◆神木「香椎」
六角の玉垣の中に祀られている神木「香椎」

◆「仲哀天皇大本営御旧蹟」の石碑
この石碑は大正時代に建てられたものらしい。

◆◇◆不老水(ふろうすい)
【不老水(ふろうすい)】
本殿の北300mほど山手にある香椎宮の飛び地である「不老水大明神」の境内に湧く湧水。
この辺り一帯は仲哀天皇、神功皇后に随侍していた、時の大臣の武内宿禰(たけうちのすくね)が 朝鮮半島の新羅征伐出陣の折に居住したと云われる場所。
この湧水は300歳まで生きたと云われる武内宿禰(たけうちのすくね)の長寿にちなみ「不老水(ふろうすい)」と言われており「日本三大名水」や 「日本名水百選」(1985年)に選ばれている折り紙つきの名水。
【環境省選定名水百選】 環境省ホームページへのリンク
【日本三大名水といわれる名水】
① 福岡県福岡市東区 香椎宮 「不老水」
② 奈良県吉野郡天川村洞川湧水群 「ごろごろ水」
③ 岐阜県養老郡養老町公園内・養老の滝 「菊水泉」


▼「不老水大明神」




◆不老水を飲む。




▼名水「不老水」・・・さすがに深い味が、1800年の歴史の味がする・・・













