フィジーの旅 (1) 歓迎のカバの儀式
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2014年 9月1日(月)<フィジー>
◆8月31日(日)に福岡空港16時25分発の大韓航空KE790でソウルへ。
ソウル19時25分発の大韓航空KE137で約10時間のフライトのあと、9月1日の朝8時40分にフィジーのナンディ空港に到着。
まずはガイドのババさんと合流しナンディのサウナカ村で歓迎のカバの儀式を体験。
▼メラネシアのフィジーの位置

◆ソウル経由でフィジーへ






まずは現地ガイドのババさんと合流しナンディのサウナカ村で歓迎のカバの儀式を体験。
◆ナンディのサウナカ村に到着



◆◇◆ナンディのサウナカ村で歓迎のカバ(Kava )の儀式
フィジーには「カバの儀式」と呼ばれる伝統的な儀式がある。大切なお祝い事や、お客様をおもてなしする場面に用いられる。その「カバの儀式」の“カバ(Kava )” の正体は、ヤンゴーナ(フィジー語で yaqona)と呼ばれる南太平洋に生育する胡椒科の木。その木の「根」の部分を乾燥させ、さらに砕いて粉末にしたものを、水で濡らし汁を絞り出し飲むのが「カバの儀式」。
フィジーの市場では山積みになっている「木の根=カバ」を目にすることが出来、お土産屋さんでは粉末にした「カバ」も販売されているらしい。
▼村の人たちが歓迎の歌でお出迎え


カバの儀式に必要な道具として、まずはタノアTanoaという木製の大きな器。この器に竹筒から水をそそぎ、その中でカバの根をぬらし、汁をしぼり出す。粉末の場合はそそいだ水で溶かす。ちなみに汁は、ほとんど泥水と同じような色をしている。味もほとんど泥水(笑)。
次にココナッツの殻でつくった受け皿(杯)にタノアからカバの汁を汲み取り、飲むようになっている。

カバの儀式の進め方は、通常ホスト役は3名。ひとりはカバの汁を作る役、もうひとりはココナッツの殻に汁を汲み取り、お客様まで運ぶ役、そして最後のひとりは、お目付け役。
まずお目付け役が儀式の始まりを宣言する祈りをあげます。その後、タノアに水がそそがれ、カバ汁を作り始める。
できあったカバは、えらい人から順に飲むようになっていて、だれに持っていくかを示すのはお目付け役の仕事になっている。
▼中央の男性が、「ヤンゴナ」という植物の根を前の鉢「タノア」の中の水に浸して絞る。



自分の前にカパが差し出されたら、まず手を2回たたき、(場所によっては1回のところもある。)“ブラ”といって右手でカバを受けとって、その後、お目付け役の人が1回手をたたくのを待ち、ひと口で汁を飲み干す。飲み終わったら、ココナッツの殻を返し、3回手をたたいて、“ピナカ”と礼を述べる。
▼胡椒科の木カバ(Kava )の汁を飲むガイドのババさん



▼みんなで繋がって踊る「蛇ダンス」

▼最後にトロピカル・フルーツのジュースのサービス













