高校2年生のオックスフォード大学研修レポート
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◆ヤスコヴィッチの塾の卒塾生のM君がオックスフォード大学研修レポートを書いてきてくれたので、ここに掲載します。
若々しい感性で捉えた高校2年生のオックスフォード大学研修レポートです。
こちらも刺激になりますね。
【高校2年生のM君のオックスフォード大学研修レポート】
◆私は現在福岡高校2年生です。2014年7月4日~17日まで学校の研修の一環として11人の仲間と引率の先生とともにイギリスに行ってきました。4日~10日まではオックスフォードのウルフソンカレッジに滞在し、11日はケンブリッジのホテルに宿泊、11日~16日までバースにてホームステイをしました。イギリスでは観光地巡りと現地の大学生と英会話レッスンをして過ごしました。
この研修に参加して得た経験は大きかったです。例を挙げると、
①事前研修(福岡高校でALTの先生から週に2回レッスン)も含め、英会話する機会がたくさんある。
②高校生の時期に外国へ行き、視野が広がる。
③自分一人で生活する体験ができる(大学の寮では1人に1部屋与えられるため)
などでしょうか。
では、この研修で特に思い出になったことを語らせていただきます。
★★1日目
ヒースロー空港に到着。14名しかいないのに、40名収納できる大型バスで移動。道のりが長い。視界に山が見えないせいなのか、空が青く澄んで見える。雲ものびのびしいているような(?)印象。

雨が降っていて写真がボケているが、マックまでも趣があるように見えた。

寮に到着してスーパーにて買物。その後最初で最後となる男子メンバー6人でサンドウィッチを作る。就寝。

↑これで20:30を過ぎている。とても明るい。
★★2日目
午前中は英会話レッスン。その後オックスフォードの街を散策。此処ぞとばかりにお土産を買いまくった私であった。
パスティというパイを食べたがあまり気に入らなかった。

オックスフォードの本屋の日本の漫画コーナーである。品揃えは悪かった。私も1冊買ったが、£8(当時レートで1,400円程度)であった。日本価格の約2.5倍である。

このカロリー高そうな飲みものを注文するときが、私の英語が店員に通じないという記念すべき初体験となった。相手にその気があったかは不明だが、クッキーを1枚だけ頼むつもりがわけも分からず4枚も買わされた。友人としぶしぶ食べた。

★★3日目
朝から電車に乗ってロンドンへ行った。途中の景色はずっと田舎の景色だった記憶がある。

↑ロンドン{への}車窓から。
社内で今日1日お世話になるイギリスの大学生と会話をした。その人と「学校で流行っているものは?」という話題になったとき、私と友人がそこでパズドラをやって見せた。彼女は器用に指先をくるくる回す私達を見て驚いていた。
駅に到着し、ロンドンを散策した。大英博物館、バッキンガム宮殿、ビックベン・・・などなど沢山観光した。


↑グリーンパークで食べたこのソフトクリームが絶品だった。
ロンドンからの帰り、寿司を買って電車の中で食べた。£7で12貫入り。味は100円の回転寿司レベルだった。この寿司はきちんとした寿司専門店で買ったものなので美味しかったが、後にスーパーで買った食べた寿司は、この研修中に食べた物の味ランキングワースト3に入るくらいまずかった。

オックスフォード駅に戻ってきて寮まで歩いて帰った。かなり長かった。

★★4日目
午前中は大学生と英会話レッスンをいて、午後にブレナム宮殿に行った。ここでイギリスと日本のスケールの違いを知った。
入り口がこれである。

これが裏庭みたいなところだ。

このような豪華絢爛な装飾品がぎっしり詰められた部屋が幾つもあった。

と、ここで突然宮殿内に火災警報が鳴り響いた。観光客は皆宮殿の外に出された。原因は調理場で少しでた煙であり、この警報は誤作動(というより過作動?)である。イギリスの火災報知機は日本製のものよりも煙に敏感(すぎる)らしい。
この池、人の手で作った人工池らしい。確か機械も使っていないとか・・・。凄い。

夕飯はスタバで食べた。

★★5日目
再びロンドンへ。Royal Institutionにて現地の小学生がするレベルの衝突実験をした。

自分たちで衝突の被害が出来るだけ小さくなるような車を限られた材料から作るのである。私達のチーム(3名1チーム)は4チーム中1位をとり、賞品のマグカップをもらった。
その後は自然博物館とサイエンスミュージアム(科学博物舘)へ行った。


帰り道、偶然公園にて催し物がやっていて、そこの出店で夕食をとった。
これがその催し物である。

★★6日目
この日は現地の高校(凄い進学校)に訪問した。日本語を教えたり、日本の地震や火山について話したりした。イギリスの高校には基本的に制服はなく、私服で登校する。それと化粧をすることが一般的であることから、イギリスの女子高校生は自分たちと同い年とは到底考えられなかった。

高校の校庭らしきところである。この学校は公立の学校であり、また日本で言う「中高一貫校」のようなものであった。福高の千代グラウンドとは比較できないほど広かった。
その後、オックスフォードの街を散策した。
これが噂の「フィッシュアンドチップス」である。私は一人で完食したのだが、最後はフォークをただ口に運ぶ作業をしていたのではないかと思うくらい量が多かった。

★★7日目
キャベンディッシュへ移動した。キャベンディッシュラボラトリーに行った。

かの有名なDNAの模型である。
よく理科の教科書に載っているクルックス管だ。他にも物理マニア垂涎のものがたくさんあったらしいが、英語が読めないこともあって殆どわからなかった。

この日は午後自由時間がたくさんあり、おみやげをたくさん買った。そしてホテルでパッキングを済ませた。
★★8日目
ケンブリッジの街を見学した。
ニュートンの林檎の木である。接ぎ木され続け今まで生きているらしい。正直この研修で見たものの中で「思ったよりも迫力がなかったがっかりランキング」ワースト2位である。

ニュートンの像である。他にも偉人らの石像がいくつか置いてあった。

そのあと、ケンブリッジからバースに移動した。
ホームステイ先の窓から写した風景である。ホームステイ先の家族と初めて顔合わせする瞬間がこの研修の中で最も緊張したと思う。

★★9日目

バース大学へ行った。バース大学の敷地内をぶらぶらしながらイギリスの大学生と色々話した。下の2枚の写真は大学の敷地内の写真である。日本では信じられない。


そのあとレイコックアビーに行った。レイコックアビーは、ハリーポッターのロケ地であり、 世界ではじめて写真が撮られた場所である上にマグナカルタのコピー(世界で4つのみ現存)があるという凄い場所である。今まで見てきた宮殿とは異なりここは修道院であったので、何も置いていない部屋やかび臭いところがあり、雰囲気も神秘的な感じがした。


とは言いつつも内装は豪華なところもあった。
ステイ先に戻り、ホストファミリーとともにワールドカップの3位決定戦を見て寝た。
★★10日目
カーデフ城に行った。カーデフ城はイギリスのウェールズ地方にあるのだが、ウェールズに行くとホストファザーに行ったところ、「パスポートは持ったか?」と冗談を言われた。

カーデフ城はとても大きい城なのだが、そこから近代的な町並みが見えることは少し興ざめだった。




当然内装は非常に豪華である。
その後は炭鉱を見学した。真っ暗を経験した(地下で光を全て消した)のだが、不思議な感覚だった。現代人にはめったに感じられない感覚だと思う。

そして夜はホストファミリーとワールドカップの決勝を見た。正直めちゃくちゃ眠たかった。
★★11日目
バースで現地の大学生とディベート、そしてブリストル大学で実験をした。

イノベーションセンターという場所を借りてディベートをした。

ゴリラが居た。

★★12日目
大学生とディベートをして、観光をした。


きれいな町並みだった。アフタヌーンティーも楽しんだ。

ローマンバースというむかーしむかしに浴場として使われていた温泉を見学した。

★★13日目
ストーンヘンジを見に行った。がっかりランキングワースト1位だった。思ったより小さい。

ウィンザー城である。この研修の中で最も感動した場所だった。英国にもう一度行けるならば絶対にここにまた行きたい。

その後はヒースロー空港に行き日本に帰ってきた{14日目は機内で過ごしたことになる}。ちなみに、ヒースロー空港で私は荷物が検査場で引っかかってしまい、30分近く待たされた(ジャムを入れていたことを忘れていたせいであった)。
◆[最後に]
もう研修から帰ってきて半年以上経ちますが、この経験は私の人生のターニングポイントになったと思います。私は福高に入学する前からこの研修に参加したいと思って努力しました。この研修は間違いなく福高の誇る良いイベントだと思います。福高を目指している人、もしくは福高1年生は是非目指してほしいものです。












