【飯盛神社】 飯森山の中腹に位置するパワースポット
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2015年2月23日(月)参拝
◆19日(木)と同じで好天に誘われて午後から神社参拝へ・・・
西区の飯盛神社と県庁近くの東公園の十日恵比寿神社を参拝。
▼飯盛神社の位置

◆パワースポット 飯盛神社
飯盛山の中腹に位置する飯盛神社は、福岡ではパワースポットとして注目されていて、西暦859年に創建された歴史ある神社。
上宮跡地の飯盛山頂は平安時代の瓦経の出土地。近くの堂には鎌倉時代の文殊菩薩像や南北朝時代の板碑がある。龍の彫刻が見事な本殿は天明6年(1786年)に建立されたもので市の文化財。社宝の狛犬一対、粥だめしの祭器具、古文献は県指定の文化財。毎年3月に年の豊凶を占う「粥占」(かゆ占)があり、秋は「流鏑馬」(やぶさめ)が奉納されてにぎわう。
また、神宮寺真教院の跡地には文殊堂が建つ。文殊堂には「知恵の湧水」が湧き出ていてこの水を飲むと知恵と健康を授かり、文殊堂の周りを3回まわると文殊の力を頂くことができるということから、知る人ぞ知る受験の神様である。

◆飯盛神社入口の大鳥居

▼飯森神社・社号標


▼飯森山の案内図

◆霊峰・飯盛山
標高382.4m、早良平野の西にそびえる山である。
平野側から見るときれいな三角形をなす山容は、信仰の対象として、またランドマークとして古代から親しまれてきた。山裾には、弥生時代中期初頭の王墓として注目を集めた吉武高木遺跡(国指定史跡)に代表される豊かな埋蔵文化財が点在する。
山頂を上宮とする飯盛神社の社伝には神殿の建立を貞観年間とするが、飯盛山に対する信仰はさらにさかのぼる可能性が考えられる。山頂からは、永久二年(1114)銘の瓦経が出土しており、信仰の古さを裏付けている。東山麓の飯盛神社は、飯盛山全体を神域とし、中世・近世を通じて、早良郡一円に信仰圏を有した。
戦国期には山頂に飯盛山城が築かれた。現在も山頂部の主郭とそれを取り巻く郭が認められる。
中腹の中宮から山頂に至る登攀路は険しいが、山頂から早良平野・福岡平野を臨む眺望はすばらしい。
この「飯盛山」の東側の平野部の「高木、吉武地区」には「弥生時代」の「甕棺墓群」と「倉庫建築の柱跡」が発見された「吉武高木遺跡」がある。いわゆる「三種の神器」がセットとして副葬されていたもっとも古い時代の墓が発見された場所である。


▼飯盛神社・入口と大鳥居

◆飯盛神社・境内
▼手水舎

▼かわゆいイラストの「手水のつかいかた」

▼絵馬

▼おみくじ結び処

◆流鏑馬顕彰之碑と像

▼流鏑馬顕彰の像

◆飯盛宮当流、武射顕彰之碑と像

▼武射顕彰の像

▼拝殿前の阿形の狛犬

▼拝殿前の吽形の狛犬


◆◆飯盛神社・拝殿
【祭神】
主神、 伊弉册大神(いざなみおおかみ)
東王子、天照皇大神
西王子、月読大神
【由来】
「天孫降臨の時、天之太玉命、この地を定めて伊弉册大神、外、二神を祭り、国土開発むすびを給う。神功皇后、三韓を平伏し凱旋の折、当宮の伊弉册大神と相対し、若杉山に伊弉諾大神を斎き給ふ。
文徳天皇の霊夢に依り、清和天皇が貞観元年(859年)七月三日、御託宣、勅使として和気清友、下向し、飯盛山山頂に上宮を建て、伊奘冉尊を祀り、中宮を建て、五十猛命を祀り、下宮を今の地にて祀る」と、下宮の神社脇の石碑にある。
【中宮由来】
「折も五十猛尊は伊奘冉命の御孫様にて、素戔烏尊の御子神に当られます。
古の神代の昔、天津神々の天孫降臨のみぎり、木種を持ち来給う父大神に率いられ、唐国に渡利遍く巡遊し到る処、此を播き植え給いしが、更に我国に還り、筑紫より全国に亘りて植え広め給う。この故に、此の神を有功(いさおし)の神とも申し上げます。
又の名を大屋比古神とも申し、武勇の猛き坐す由の名にて有り給えられます」と中宮の脇の立て看板にある。





◆拝殿・内部


◆御本殿







◆保存樹の木々




◆文殊堂へぽれぽれと・・・





◆飯盛文殊堂
この地は、飯盛神社の神宮寺である真教院 (13世紀末創建)の跡地である。 奈良の西大寺の末寺であり、この地方における真言律宗の中心寺院として栄えた。

本尊の文殊菩薩騎獅像は、胎内の墨書から元弘3年 1333の製作であることがわかる。 この像は、全体の高さが215.2センチメートルにも及ぶ大きなもので、材質は桧材からなり寄木作りである。 体部を少し後方に引き、右の前・後足の歩を少し進め、何物かに対峙した時の緊張した姿勢を示す獅子と、その上に坐す文殊菩薩像は右手に剣を持ち、伏目がちに獅子の行方をみつめている。 後代に何度修理されて現在に至っているが、その彫法は鎌倉時代の彫刻の様式を色濃く残している。昭和53年1978、市の文化財に指定された。

堂前には、文殊菩薩を表す梵字を刻んだ貞和じょうわ5年1349 の板碑(市指定文化財)が建っている。






◆文殊堂の「知恵の湧水」






▼「受験の神様」文殊堂の境内に咲く梅の花
















