【パキスタン】 世界遺産シャリマール庭園 Shalimar Gardens

パキスタン　２０１５年７月２０日（月）　３日目
①ラホール旧市街　②バドシャヒ・モスク　
③世界遺産ラホール・フォート ④TABAQでランチ
⑤世界遺産シャリマール庭園


今日はパキスタン3日目。
ラホール市内の小さな食堂でナンとラッシーの朝食を食す。次にラホールの城壁の中のラホール旧市街を散策したあと、世界最大規模のバドシャヒ・モスクと世界遺産のラホール・フォートを見学。
昼食はRestaurant TABAQでランチ。ランチのあとノンヘル・バイクの写真撮影。
そして世界遺産シャリマール庭園観光。

◆ラホールはインド国境まで24kmのところに位置するパンジャヤ－ブの州都で、人口410万人のパキスタン第2の都市である。ムガール帝国の時代には，多くの宮殿やモスクが建てられ大いに繁栄した。アクバル大帝の時代には城砦が築かれ，城壁に囲まれた旧市街ができた。
現在，街の主要部は旧市街の南側に広がっている。そこにはイギリス統治時代に建てられたゴシックやビクトリア様式の建物が多い。1981年に旧市街の北側のラホール･フォートとシャリマール庭園が世界遺産に登録された。

▼シャリマール庭園前にて・・・


◆◇◆世界遺産シャリマール庭園　Shalimar Gardens
シャーラマール庭園　Shalimar Gardens は、1641年にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンによって王族の保養地として造られた庭園で、ラホール市内にある歴史的建造物である。
シャーラマール庭園は、同じくラホール市内にあるラホール城とあわせて、1981年に、ユネスコの世界遺産に登録された。

この庭園の造営には、シャー・ジャハーンの宮廷に仕えたハリールッラー・ハーンの監督のもと、アリー・マルダーン・ハーンとムッラー・アラーウル・ムルク・トゥーニーの協力があった。
シャーラマール庭園は、長方形の形をしており、高い煉瓦の壁に囲まれている。その煉瓦は複雑な透かし彫り彫刻が施してあることで有名である。南北658m、東西258mの広さを持つ。

▼シャリマール庭園の衛星写真

シャーラマール庭園は、南から北に行くにつれて、4m～5mほど低くなっていく段階式のテラスによって、形成されている。
最も高いテラスは、喜びを与える者を意味する「ファラー・バクシュFarah Baksh 」、
2段目のテラスは、美徳を与える者を意味する「ファイズ・バクシュFaiz Baksh 」、
最下段のテラスは、命を与える者を意味する「ハヤート・バクシュHayat Baksh 」
という名前がついている。

▼上段のテラスより中段のテラスにある大理石の池を望む。　
遠景は下段の四分庭園。

庭園内には水を供給するための、「シャー・ネヘル」（「王の運河」）という名前の運河があり、かつてはラホールから161km以上離れたインドのマドプルから水が引き込まれていた。この運河は庭園を横断し、中段のテラスにある大理石の池に注ぎ込む。

▼上段テラスの入口と水路

池と運河から410の噴水が、プールへ水を運び出す。噴水に囲まれた一帯は、噴水によってもたらされる水によって涼しく、酷暑のラホールの夏の間、訪れるものに安らぎを与えてくれる。このシャーラマール庭園を造営したムガル帝国の技術力は賞賛に値するものである。
噴水の数は、上、中、下段にそれぞれ、105、152、153基あり、あわせて410となる。


◆◆入口から南の上段のテラスの噴水の水路沿いを歩く・・・
パキスタンのラホールの子は、夏休みに世界遺産シャリマール庭園のプールで水遊び
▼優しく見守る母さんたち


▼いい感じの姉と弟

▼シャリマール庭園入口の建物と噴水

▼上段のテラスの水路と噴水

▼上段のテラスの水路沿いの歩道を歩いていく・・

◆公園で寛ぐ人々
ラマダン明けの休日で天気もよかったので、公園は家族連れで賑わっていた。

▼公園で寛ぐ人々

▼公園で寛ぐ人々

▼公園で寛ぐ人々

▼公園で寛ぐ人々

▼公園で寛ぐ人々

◆上段のテラス「ファラー・バクシュFarah Baksh 」の水路沿い・・・
パキスタンの人々の歩くファッション・ショーを愉しんだ。
女性のパステル・カラーの明るいファッションが爽やかだった。

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

▼上段テラスの歩くファッション・ショー

◆上段のテラスの散歩道の中間地点に到着

▼中間地点から眺めた入口方向

▼中間地点から眺めた入口方向

▼中間地点の仲良し三人組

◆上段のテラスの中間地点付近の芝生に座って寛ぐ







◆上段テラスの展望小宮殿へ
▼上段テラスの水路と展望小宮殿

▼上段テラスの展望小宮殿

▼展望小宮殿から見た、歩いてきた上段テラスと南入口方向

◆上段テラスの展望小宮殿から中段テラスを眺める
展望小宮殿から中段テラスにある大理石の大きな池を眺める。

この庭園は第５代皇帝シャー・ジャハーンが夢に見た天国を地上に再現させたものと言われている。
一番上のテラスは皇帝が夢に見た天国にマンゴーやミカンや花がたくさんあったので、それを元にデザインされ、この中段のテラスは皇帝が踊りを見るために造られ、最後の一番下テラスは星を見るために造ったものだという。
皇帝はこの中段のテラスの人工の滝の下にある玉座で光と水の音を楽しみながら、池の中央の踊り場で踊り子が踊る姿を鑑賞していたという。




◆◆中段テラス「ファイズ・バクシュFaiz Baksh 」を散歩
美徳を与える者を意味する「ファイズ・バクシュFaiz Baksh 」を散歩する。
池の手前には玉座があって撮影ポイントとなっている。

池の左右には赤砂岩のパビリオンがあり、観光客の休憩所になっている。そこからは池中央の踊り場に繋がる通路が通っている。

◆白大理石の人工の滝
小宮殿から白大理石が三角形に組まれていて、その斜面に美しい模様が彫られている。
かっては、この斜面を水が流れ、その水が玉座の下を通って池に流れ込むようになっていたのだそうだ。

▼白大理石の人工の滝


◆人気の玉座



◆玉座からの眺め



◆中段テラス「ファイズ・バクシュ」の大きな池を時計回りに歩く・・・








◆最下段のテラス「ハヤート・バクシュHayat Baksh 」　
命を与える者を意味する最下段のテラス「ハヤート・バクシュHayat Baksh 」



◆中段テラス「ファイズ・バクシュFaiz Baksh 」の散歩のつづき・・・








▼中段テラスの池の周りの散策終了

▼上段テラスの入り口に戻ってきた。

世界遺産シャリマール庭園の観光が終了。　これから国境のワガの街へ向かう・・・