巨木・ご神木(10) 【春日神社の春日の杜】
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春日神社は、福岡県春日市にあり、「春日市」の名称の由来ともなっている神社である。
春日神社は、後の天智天皇となる中大兄皇子(626年~672年)が長津の宮(現在の高宮)に居られる時、春日の地に天児屋根命(アメノコヤネノミコト)を祀られたことに由来する。天児屋根命は、春日権現とも呼ばれ、神仏習合の神といわれている。
時は神護景雲二年(768年)。太宰大弐であった藤原田麿は、春日の地に藤原家の祖神である天児屋根命が祀られていることを知る。
そこで参拝した後に、故郷である大和の国(現在の奈良)の春日大社から、雷の神・剣の神といわれる武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、その武甕槌命と関係が深いといわれる経津主命(フツヌシノミコト)、姫大神(ヒメオオカミ)の三柱を神籬に迎え祀って春日大明神として社殿を創建した。
◆◆春日の杜
春日の杜は、春日神社境内の十一本の樟(クスノキ)で形成した杜をいいます。杜の古さとともに、長い年月を経てきた樹齢が偲ばれます。
いづれの木も樹枝が繁茂し、雄大で、特徴は樹木が近接し、特に三号は二本の樹木が癒着し、一体となっていることです。
天然記念物 昭和三十八年一月十六日県指定 「春日市教育委員会」
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜
▼春日の杜