篠栗四国八十八箇所霊場 第82番札所 【鳥越観音堂】
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第10回目の篠栗巡拝のレポート。
2012年の11月の巡拝以来、4年ぶりに篠栗巡拝を再開、3日目。
【連休最終日・2016年5月5日(木)】
「篠栗四国八十八箇所霊場巡り」
82番鳥越観音堂、19番篠栗地蔵堂、39番延命寺、62番遍照院の4札所を参拝。
計76札所を参拝。あと12札所。
今回は第82番 鳥越観音堂の紹介です。
福岡県糟屋郡篠栗町鳴渕2302-3
◆◆第82番札所 【鳥越観音堂】
この日の最初の札所は82番鳥越観音堂。鳴渕ダムの近くにある「小川の公園」で駐車し、そこから歩き始めた。
「鳥越」の地名は、お堂にいたる細道が、人一人がやっと通れる細道だったためらしい。
四国の82番は、香川の五色台にある根香寺(ねごろじ)で、弘法大師は、密教修行の地とし青峯に「花蔵院」を建立された。後に大師の甥にあたる智証大師が訪れた際、山の鎮守である一之瀬明神に出会い、「この地にある毘沙門谷、蓮華谷、後夜谷に道場を作り、蓮華谷の木で観音像を作りなさい」というお告げをうけた。智証大師は蓮華谷の木で千手観音像を彫造し、「千手院」を建て安置した。この霊木の切り株から芳香を放ち続けたことから「花蔵院」、「千手院」を総称して根香寺(ねごろじ)と名づけられたといわれる。
篠栗の第82番鳥越観音堂のご本尊は千手観世音菩薩。
鳴渕ダムの近くにある「小川の公園」に戻って、さあ次へ出発と思ったらエンジンがかからない。ということで愛車アルファGTのバッテリートラブルでJAFのお世話になり、レッカー車に乗りアルファロメオ福岡へ。代車156でこの日の参拝を継続することになった。
▼鳴渕ダム
▼参道
▼お堂が見えてきた・・・
▼これは不動堂
▼不動堂
◆第82番札所
◆第82番札所 鳥越観音堂
◆本堂の内陣
◆ご本尊は千手観世音菩薩
日本での千手観音信仰の開始は古く、空海が正純密教を伝える以前、奈良時代から造像が行われていた。東大寺には天平年間に千手堂が建てられたことが知られ、同寺の今はない講堂にも千手観音像が安置されていた。日本における現存作例では、8世紀半ばの制作とされる葛井寺像が最古とされ、唐招提寺像も8世紀末~9世紀初頭の作品である。和歌山・道成寺の秘仏北向本尊像の胎内からは大破した千手観音像が発見されているが、これは道成寺草創期の本尊と思われ、奈良時代に遡るものである。
その他、千手観音をまつる著名寺院としては、清水寺、三十三間堂、四国札所の根香寺、西国札所の粉河寺などがある。
▼本堂の正面の十三仏
▼修行大師像
▼十三仏①
▼十三仏②