イースター島観光
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太平洋、チリの沖合い約3800Kmに浮かぶ絶海の孤島、イースター島は古代部族が残した巨石像モアイで知られる。そのモアイ像は、8世紀から16世紀の間に造られたといわれるが、なんのために、どうやって造ったのか、と謎が多い。その数は約9000体あると言われている。地域、部族によって像の姿は異なり、島内各地に、モアイ信仰が終焉を迎えた次に起ったマケマケ信仰(鳥人儀礼)のレリーフや鳥人儀礼の際に使われたといわれる洞窟も残る。モアイ像の制作現場と言われるラノ・ララクにある、正座するモアイ像も必見。

【3月18日(日)】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サンティアゴ(9:30発)からイースター島(12:55着)へ。
海を望むモアイが並ぶアキビ観光
ハンガロア村のサンセットとモアイ鑑賞。 ●オタイ・ホテル
▼イースター島の地図

◆アフ・アキビ Ahu Akivi
アフ・アキビは、チリのイースター島のほぼ中央にある7体のモアイ像が立っている観光地。なだらかな丘の上に立っているモアイ像を見に世界中の人がここを訪れている。
他のモアイ像が海を背にして立っているのにここのモアイ像は海に向かって立っていること。人の集落があった形跡がないこと。このモアイ像だけ内陸にあることが特徴で、どうしてここだけそうなっているのかは未だに解明されていない。
アフ・アキビの歴史の多くは全く分かっていないことが多い。この島にある7体のモアイ像はイースター島に残されている話の中に出てくるホツマツア王の7人の使者なのではないかという説や、このモアイ像のモデルになったのはこの島に最初に来た人たちで、このモアイ像だけ海を見ているのは、海の向こうにある故郷を見ているのではないかという説。ですが、モアイ像に残されている言葉を見ることができる人がいなくなってしまったので、ここの歴史の多くはモアイ像が作られた始めたと言われる8~10世紀の中でも最初に作られた事以外謎に包まれたままになっている。

▼アフ・アキビのモアイ像




◆アフ・タハイ Ahu Tahai
ハンガロア村の中心地から徒歩15分ほど。徒歩でアクセスでき、モアイ像が見られる場所。
夕陽の名所ということで、夕方から日没にかけてたくさんの観光客が集まってくる。



◆ハンガロア村のサンセットとモアイ
疲れていたが、夕陽をバックにモアイの写真を撮ることができ、満足した。




▼アフ・コテリク Ahu Tahai
アフ・アタイの少し奥に立っている赤い帽子のプカオを頭に載せているモアイ。
赤い帽子のプカオは髷(まげ)を表しているらしい。
あの日本のお相撲さんの髷(まげ)である。
このモアイは島内900体存在するモアイの中で、唯一目がはめ込まれているらしい。



▼夕暮れのイースター島の風景を眺めながら、
ホテル・オタイへとぽれぽれと歩いて帰った。



【3月19日(月)】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「モアイの帽子」プカオ(髷)の赤い石の切り出し場所プナパウ観光
「モアイの製造所」ラノララク観光(ピクニック・ランチ)
15体のモアイが並ぶトンガリキ、アナケナ・ビーチ
夜、食事付きのTeRa’aiのショーを観賞 ●オタイ・ホテル

▼Ahu Huri a Urenga
民家の近くの小さな丘に1体だけぽつんと立っている孤高のモアイ。
天文学的に意味のある貴重な一体らしい。


◆プナパウ PunaPau
モアイの頭に載せるプカオ(髷)に使用する石材を採取していた場所
「モアイの赤い帽子」(プカオ)の赤い石の切り出し場所だったのがプナパウ。
ここでは 赤い岩が取れるので 赤色のモアイの帽子プカオ(髷)に使う石の切り出しがされたという。あちこちに 切り出した岩が転がっている。





◆アフ・ビナブ Ahu Vinapu
緻密に作られたアフ(祭壇)
このアフ ヴィナプにはNo.1とNo.2という2つのアフがある。島のほとんどのアフが大まかに石を積み上げているのに対し、ここのものは緻密に組み合わせて磨いてあります。アフ・ビナプは、イースター島の南に位置する。ここでは、部族間の争い後の、倒れたままのモアイ数体を見ることができるが、この地の一番の見所は、ペルーのインカの文明と同じように、非常に精巧にすきまなく組み上げられたアフ(祭壇)。素晴らしい石組みに非常に驚かされる。アフ・ビナプでは、女性のモアイと呼ばれる、プカオに使う赤い岩で作られた、華奢な感じのモアイも見ることもできる。














◆テピトクラ Ahu Te Pito Kura


◆アフ・トンガリキ Ahu Tongariki







◆ラノ・ララク Rano Raraku






▼正座するモアイ










【3月20日(火)】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「鳥人伝説」の残るオロンゴ観光、カルデラ湖を望むラノカウ展望台。
イースター島からサンティアゴへ





◆オロンゴ Orongo 鳥人儀式の場
モアイ時代の後に行われていた、鳥人儀式の場。
この儀式の勝者のいる部族が、一年間、島の統治権を得る。 儀式は、断崖絶壁を降りて、島まで泳ぎ、海鳥の卵を取って頭にくくりつけ、戻ってくるというもので、とてもハードな儀式だったようだ。

▼火山ラノ・カウできたカルデラ湖のMIRADOR RANO KAU
カルデラ湖の水は、イースター島で生活に欠かせないものだったそうで、かつては女性たちが洗濯などをしに来ていたらしい。

















