【イラン】 イスファハンの金曜モスク
|


◆ 金曜モスクとはその街でもっとも格式の高いモスクのことを呼ぶ名称で、イスファハンの金曜モスクは771年に創建、その後、増改築が幾度となく繰り返され、15世紀頃まで続いたようだ。そのためこのモスクは各部がさまざまな時代の様式で作られている。
◆ 南イワーン



モスクの中庭まわりを 劇的に変えることになるのが、イーワーンであった。 イーワーンというのは、古代ペルシアの宮殿において 玉座や謁見室として用いられた 半外部空間である。
4つのイーワーンは1121年ころから1220年の約100年の間に、南、東西、北の順にできあがったといわれている。
◆ 西イワーン

◆西ミフラーブの模様

◆南イーワーンの鍾乳石模様(スタラクタイト)

◆ 南礼拝室ミフラーブ

◆内部と回廊
イラン・イラク戦争のとき、礼拝中にイラク空軍のミサイルの攻撃を受けたが、そのときに曲がった柱がいまも戦争の悲惨さを静かに物語っている。



◆礼拝室と編み目状スクリーン


◆南礼拝室ドーム
1086~1087年に建設。新しいイマームモスクと異なって、この時代のモスクはタイルではなく煉瓦の凹凸や目地模様によって飾られている。













