世界遺産 【イマーム広場】
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■いよいよ、世界遺産 【イマーム広場】の登場です。
イラン高原の荒涼とした砂漠の中に、忽然と現れる緑の町イスファハン。町を貫くザーヤンデ川が、この町をオアシスとして発展させてきた。古くから東西交易の要衝だったイスファハンが、繁栄の頂点に達したのは17世紀。サファーヴィー朝第5代の国王アッバース一世がここを首都に定めたのがきっかけだった。町の中心はイマーム広場。その周囲には巨大なバザールが広がり、世界中から人や富が集まり、その繁栄ぶりは、「イスファハンは世界の半分」とまで称されるほどだった。





広場西の中央にアーリー・ガーブー宮殿、東にシェイフ・ロトゥフォッラーモスク、北にバザール、南にイマーム・モスクが青空の下に輝くように建っている。
広場は以前はシャーが好んだポロ競技場になっていて、競技のない日は大道芸人が出て賑わっていたという。
周りは王権の力の象徴を表しているという。南のイマーム・モスクが宗教、東のシェイフ・ロトゥフォッラーモスクが女性、北のバザールが経済を象徴し、経済と宗教と女性が王権を支えているという構図らしい。
次回から、ゆっくりモスクや宮殿を紹介していきましょう。














