【シェイク・ロトフォッラー・モスク】
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■ 【シェイク・ロトフォッラー・モスク】
シャー・アッバース1世が、王族専用の礼拝所として、1601年から17年の歳月をかけて建造したモスクである。アッバース1世の義父ロトフォッラーに捧げられたため、この名が名づけられた。王族を迎える空間であり、通常のモスクに見られる中庭やミナレットはなく、中央ドームに被われた正方形の礼拝堂がある。ドーム内頂上部は、黄色の彩釉レンガを基調として装飾されている。青や瑠璃色のタイルが一般的であるペルシアで、黄色を主とするのは非常に珍しい。
このモスクでも、イマーム・モスクと同様、建物の軸線が広場に対して45度振られている。「男性のモスク」と言われるイマーム・モスクに対し、「女性のモスク」と呼ばれ、イランで最も美しいモスクとして賞賛されている。
個人的にも、イマームモスクよりこのシェイク・ロトフォッラー・モスクの方が適度にコンパクトで美しく魅力的だった。
◆シェイク・ロトフォッラー・モスク

◆礼拝室内部
▼小窓から光が差し込むと、ドーム天井に孔雀が現れ、羽を広げる。




















