カイロの風景 (2) ナイル河
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1994 エジプト
【ナイル河】世界最長の川。 一般にはビクトリア湖が源流だと思われているが、ビクトリア湖には流れ込む川が存在し、ナイル川の最上流はブルンジのルヴィロンザ川である。ビクトリア湖からはヴィクトリアナイルとして知られる。約500km下流に行くとKyoga湖を経てアルバート湖に着く。アルバート湖からはアルバートナイルとして知られる。スーダンに入り、支流のバハルエルガザル川と合流する。そこからは白ナイル川とよばれる。白ナイル川はスーダンのハルツームで、エチオピアのタナ湖から流れてくる青ナイル川と合流する。さらに、ハルツームから約300 km下流で、支流のアトバラ川と合流する。エジプトに入ると、アスワン・ハイ・ダムとそれによって出来たナセル湖がある。それからさらに北へ流れ、地中海に注ぐ。河口附近には三角州が発達している。
その肥沃な流域はエジプト文明を育んだ。ナイル川は7月中旬、エチオピア高原に降るモンスーンの影響で氾濫を起こす。氾濫が収まった後に農地を元通り配分するため、エジプト文明に測量と幾何学を発達させた。水害を防ぐためアスワン・ダム、アスワン・ハイ・ダムが建設されたが、貴重な歴史的文化遺産がダム湖に沈む為、遺跡の移動を余儀なくさせられた。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
◆ ナイル河に架かる橋を通過するとき、ああ、これがカイロのナイル河なのかと感動したことを思い出す。


















