カンボジア(8) アンコール・トム <クメールの微笑み>
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カンボジア
シェムリアップ
◆バイヨンは、メール山(須弥山)を象徴化しているといわれる。メール山は古代インドの宇宙観によると神々の住む聖域で、また神が降臨する場所でもあった。大乗仏教に帰依したジャヤヴァルマン七世の影響で、このバイヨンに仏教の世界観が象徴的に表現され、中央祠堂の周辺に観世音菩薩の四面塔が建立されている。
まず、観世音菩薩像のなかで「クメールの微笑み」と称される有名な菩薩像を見てみよう。
この像の微笑みを見るだけでも、バイヨンにいくだけの価値はあると思う。
◆「クメールの微笑み」の観世音菩薩
◆観世音菩薩の四面塔