カンボジア(23) <ロリュオス遺跡群>
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2007年 8月カンボジア
シェムリアップ
◆ロリュオス遺跡群
王都が現在のアンコール地域に移るまでは、シェムリアップから南東に13km行ったロリュオスに王都が築かれていた。時代は790年ごろ、ジャヤヴァルマン二世によって礎が築かれ、インドラヴァルマン一世が王都として造営を始めた。
メール山(須弥山)を象徴したバコンを中心に、両親に奉げた寺プリアコー、大貯水池インドラタターカの中央にはロレイが建立されている。
◆ロレイ Lolei
893年、ヤショーヴァルマン一世創建のヒンドゥー教(シヴァ派)の寺院
当時は大貯水池の小島の上に建設されていた。(現在、水は涸れている。)


◆金剛力士の彫像や優美なデバダー像も

▼ 祠堂の入口枠に刻まれた碑文。

◆バコン Bakong
881年、インドラヴァルマン一世創建のヒンドゥー教(シヴァ派)寺院
このバコン寺院は、伽藍周囲に環濠を巡らした最初のピラミッド寺院として知られている。
ロリュオス寺院の中で最も規模の大きな寺院。
ということで、ここでは中央祠堂まで行かず、寺院の前で子供たちから草笛などを教えてもらったりしながら、のんびり過ごした。



◆プリア・コー Preah Ko
879年、インドラヴァルマン一世創建のヒンドゥー教寺院
この寺院はアンコール遺跡中、最古の寺院である。
プリア・コーとは「聖なる牛」という意味で、この寺院に祀られている聖牛ナンディンに由来する。

▼池の畔には、なま牛君もゆっくり歩いていた。


▼一部修復工事中のプリア・コー

▼聖牛ナンディン像

▼プリア・コーの祠堂

▼金剛力士像の彫像とその上部の繊細な彫刻の残る漆喰

▼プリア・コーの祠堂は全部で6つある。













